「 ついに時代が追いついた!? 」 紙、『 ハイボーンA 』 の秘密
こんにちは、紙谷 刷太郎( かみたに すりたろう )です!
今回の note では『 ハイボーンA 』( 紙の名前 )について、わたし紙谷がご説明したいと思います!
1980年に産声をあげた紙、『 ハイボーンA 』
わたしが 「 ついに時代が追いついた~?! 」 と投稿させていただいたのは、下記のSNS(X)の中で、箔押し加工会社のコスモテック(Xアカウント @cosmotech_no1 )さまに、ハイボーンAという紙に触れて頂いたのですが、その中のデザイナーの S_D( Xアカウント @s_design33 )さまの名刺の紙の使われ方が 「 新しい!! 」 と感じたからです!
https://twitter.com/cosmotech_no1/status/1776484129523318958
なにせ この『 ハイボーンA 』 、
何と何と、1980年生まれの紙なのですっ!
『 ハイボーンA 』 の特徴である柄( パターン )は、遠目からでもはっきりと伝わる 個性が強めのものが多く、最近は柄の紙をお探しのお客様に 『 ハイボーンA 』 をお見せすると 「 この紙もいいですが、もう少しソフトな柄の方が~ 」 という話に何度もよくなりました。
このような反応をお客様よりよくいただいていた紙でしたが、デザイナーの S_Dさまの名刺は、紙の個性が名刺のデザインとピッタリと見事にはまっていて、他の紙にはない 『 存在感 』 を感じたのですっ!
『 ハイボーンA 』 をもっと深堀してみる!
『 ハイボーンA 』 はアルミの箔を貼り合わせ、それに特徴あるエンボス( 微細な凸凹 )をかけた紙になります! しっかりとした紙の厚さがあり、主に箱に使われることが多い紙ですっ!
◉ 紙の厚みは2種類
「 上の写真をご覧くださいっ。よーく見ると… 」
連量という部分がありますが、これは紙の厚みですっ。
#250・#300 と2種類の厚みがあります。
おおよその 厚みの感覚としては、#250は小さめの箱 ・ #300は大きめのややしっかりとした箱 にちょうど良い厚さになりますっ。
◉ 紙の色も2種類
また、隣にMG ・ MS と表記があります。 これは…
MG = Matte Gold( マットゴールド )
MS = Matte Silver( マットシルバー ) の略になります。
「 いや~、こういった言葉はわかり難いですよね~ 」
「 難しく考えずに色と光沢で気に入ったものが見つかればそれで十分ですっ! 」
※ ちなみにエンボス柄 フラッシュ のみは G( ゴールド )・ S( シルバー ) という表記のものもあり、グロス( つやあり )もあるのですっ。
◉ そして、紙表面のテクスチャは4種類
表面のエンボス柄は全部で実は4種類あり( フラッシュ、ストリーム、マガタマ、サイコロという柄 )があるのです!
エンボス紙と呼ばれる紙の多くは柄がしっかりと押された紙が多いのですが、 『 ハイボーンA 』 は細い繊細な線が浅く押されているため、アルミの光沢と相まって、見る角度により柄が浮かび上がって見えたり、逆にスーッと柄が消えて見えたりする特徴があるのですっ!( 動画 [ 下記参照 ] を撮影しましたので、柄の見え方が変化するところをよーくご覧ください~ )
ちなみに「ハイボーンA」という名前の意味、由来ですが、「High Born」=「高貴な生まれ」になります!それを知ってから S_Dさまの名刺を見ると、急にしっくりと来ました~!
「なるほどなPAPERでは、少しでも皆さまに note のタイトルでもある 『 なるほど~! 』 と新しい発見をお届けできるよう、今後もがんばって参ります!
紙にも名前があって、生まれた物語や歴史があります。
わたしたちの日常のあたりまえの中にある紙の中にもあたらしい発見や、まだ見ぬ世界が広がっているかもしれないのですっ!
ということで、本日も紙谷 刷太郎がお伝えしました~。
余談にはなりますが、すこし前に公開しました 『 ディープマット 』( 紙の名前 )の記事もたくさんの方にいまだに届いているようですっ。
ありがとうございます!
すこしでも新しい発見があればとっ!
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