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推し紙『ディープマット』のご紹介!

2024年最初の投稿となりますっ、紙谷 刷太郎ですっ!
新年明けましておめでとうございます~!

今年も紙と印刷・加工のおもしろさ、奥深さを皆さんにお伝えし、「紙と印刷でこんな表現ができるんだ、なるほど~!」というお声をたくさんいただけるように頑張って参りますっ!


今日のテーマは「推し紙」!

さて、今日のテーマは「推し紙」ですっ。
 
〚 「推し紙」= 売れている紙 〛
と、思われるかもしれませんが、必ずしもそうとも限らず、そこまで売れているわけではないのにも関わらず、売れている紙以上に検索すると次々と話題にあがる大人気の紙も実はたくさんあるのですっ。

このように「OKフロート」で検索するとぞくぞくと!そして すべてが濃いっ!


その中でも特に話題にあがりやすい紙は、例えば 加熱型押し加工(ホットスタンプともいいます)により紙の色が変化する「OKフロート」や月のクレーターをイメージしたパターンが紙の表面に入っている「かぐや」といった、わかりやすい特徴を持つ紙や個性がかなり強めの紙たちで、わたし紙谷も「OKフロート」や「かぐや」は大好きな「推し紙」になりますっ!

加熱型押し加工で紙の色が変化する「OKフロート」
月のクレーターをイメージしたパターンが前面に入った紙「かぐや」

さて、『ディープマット』の特徴って?

「推し紙」の一つ『ディープマット』(紙の名前)は下の画像を見ていただいても伝わるかと思いますっ!

『ディープマット』その名前のとおり、落ち着いた濃い色のカラー展開と、ガサガサした素朴な紙肌が特徴ではありますが、見た目のインパクトは先ほどの「OKフロート」や「かぐや」ほど強くありません。

『ディープマット』の紙表面 ガサガサしているのが見てとれますっ!

そんな『ディープマット』をわたし紙谷が「推し紙」としているのは、何と言っても豊富な紙色と紙の厚みのバリエーションにあるのですっ!

じゃじゃーん!!!!!

70㎏から450㎏まで何と8種類の厚みのバリエーションが!

紙の薄い方から順に四六判(という紙のサイズ)で……
70㎏・100㎏・135㎏・180㎏・220㎏・360㎏・450㎏

何と何と!
「合計8種類もの紙の厚みのバリエーションがあるのですっ!!!」
紙の色数は合計17色なので その色数と組み合わせると、8種類 × 17色で『合計136アイテム』(2024年1月現在)にもなるのですっ!

平和紙業株式会社ホームページより( ディープマット ) 全17色!
こうして改めて見ると厚みのバリエーションが多いことがわかります!


ここまでざっくり『ディープマット』を説明してきましたが、「厚みのバリエーションが豊富なのはわかったけれど、それがなぜ推し紙につながるの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

 「厚さのバリエーションが豊富だと、さまざまな場面で使えるのですっ!」

と、いきなり答えを言ってしまいましたが、「そうなのですっ!」
薄い紙~厚い紙まで細かく8種類もの厚みのバリエーションがあるということは、それだけ幅広い場面・用途にぴったりとはまる、はめることが可能ということなのですっ!

紙の厚さ=用途』と直結するため、厚みのバリエーションが豊富であるということは、さまざまな場面でしっかり使えるということになる…… とても便利な紙が『ディープマット』なのですっ!(デザイナーさんたちによくご愛用されておりますっ)

これを踏まえて『ディープマット』のそれぞれの厚さと、用途を一挙にざざざーっと書き出すと……

【 ここ注目ですっ!!!!! 】
70㎏ : 貼箱や上製本の包み紙、長3(小さなサイズの)封筒・本文用紙
100㎏: 書籍の見返し・角2(大きなサイズの)封筒
135㎏: 書籍カバー・冊子の表紙、ポスター
180㎏: はがき・(厚めの)名刺・書籍(ソフトカバー)の表紙
220㎏: 大きなサイズの書籍(ソフトカバー)の表紙
265㎏: 小さな箱・お菓子の箱(中に入る商品が軽い箱)
360㎏: 大きな箱・しっかりした箱(中に入る商品が重い箱)
450㎏: 大きな箱・しっかりした箱(中に入る商品が重い箱)・ファイル

となります。
何となく使用する厚みのイメージができたのではないでしょうか~。
 
次回は、そんなわたし紙谷の「推し紙」『ディープマット』をコスモテックさんの年賀状の紙にご提案し、採用された結果、とんでもない年賀状に仕上がったお話をします~!

コスモテックさんの2024年の年賀状をチラリ

そして余談ですが、コスモテックさんのX(旧Twitter)で107万インプレッション(下に掲載)の2023年 年賀状も『ディープマット』が実は使用されているのですっ!

この時はコスモテックさんより「コンクリート感を紙で表現したい」「コンクリートに宝石を埋め込んだ感じを加工で表現したい」とお問い合わせをいただき、『ディープマット』をご提案させていただきましたっ。


皆さん、本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました~。
わたし紙谷がご説明いたしました~っ。

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