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上久保ゼミの英語学習法:The Guardian書評

上久保ゼミの1限、競争力養成プログラムで取り組んでいる英語学習法がthe Guardian書評。

The Guardianの記事を1日1つ読んで要約を書く。そのうち1つを競争力の時間帯に5分以内くらいで発表するというものです。

英語を学びたいと多くの学生が思う。しかし、話す、聴く、読む、書くとどこから手をつけていいかわからないまま、月日が過ぎていくという人は少なくないのではないでしょうか。

そこで、まず「読む」に集中して取り組んでいこうということです。「話す」「聴く」が重要だと強調されがちな昨今ですが、これは結局、頑張っても帰国子女にはかなわなかったりする。そして、英語というものは「特別なひとのもの」と諦めてしまいがちです。

一方、「読む」ことには、才能は基本的にはいりません。コツコツ、まじめに地道に取り組んでいけば、誰でもできるようになれます。しかも、これは実は「話す」ことよりも、仕事などで使えるスキルになるのです。

「話す」ことができても、内容がカラッポならば、たいして仕事には使えません。一方、「読む」ことができれば、日本語だけよりも、おそらく100倍以上、情報を幅広く、深く収集することができる能力になるのです。

これほど、仕事等に使えるスキルというのは、そうあるものではないです。だから、上久保ゼミでは、英語をまず「読む」ことに集中するのです。

自分の経験や、周囲を見ても、英語を読む力があれば、会話は海外に出れば、3ヶ月くらいでキャッチアップできます。書くこともできるようになる。

そもそも、海外に行って英語が話せなくてもそれほど困りませんが、英語が読めないと本当に困るものです。レストランのメニューを見て注文する時、メニューが読めれば指差して注文できますが、メニューが読めなければ、注文できないじゃないですか。読むことが、基本中の基本なのです。

これ、ベタな話ですが、就職活動にもいいよと学生に言ってます(笑)。

というのは、面接とかで英語やってました、3ヶ月短期留学しましたとか言っても、企業側ははいはい、またかと思うだけでしょう。むしろ、中途半端に短期留学したりすると、英語できませんとアピールするようなものだったりする。

それよりも、自分は帰国子女ではないが、ゼミで読むことに絞ってやってきました。英語で100倍の情報とれますって言った方が、よほど説得力があるわけです。

The Guardeanという英国の新聞を使うのには、もう1つ意味があります。そもそも、英紙は日本のメディアと取り上げるニュースが違います。アフリカ、南中東など、日本から縁遠い地域ニュースも多く載っています。

日本のニュースとは、全く違うニュースが載っていたりします。そういう情報に触れることで、多様なものの見方、多様な価値観というものを学生にー知ってほしいと思っています。


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