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気のふさいだ馬を見たことがあるか? しょげかえった小鳥を見たことがあるか? 馬や小鳥が不幸にならないのは、仲間に「いいかっこう」を見せようとしないからだ。【デール・カーネギー】

実写版『モモウメ』第一話を、youtubeで見ました。

内容は職場の女性がマウンティングをしたり、されたりする様をネタにする動画です。

動画の中では、その女性同士がマウントの取り合いをしまくるその様を。

『マウンティング・マウンテン』

と評しておりました。


面白いですね。


マウンティング・マウンテン。


なんか言いたくてしょうがないです。


マウンティング・マウンテン。


かの有名な

「お前、それ言いたいだけだろ」

状態になるくらい、面白い言葉だなぁなんて思います。


動画の中では、なんか、あたかも女性だけの特徴みたいにクローズアップされていますが、男同士にもあります。

思いついたのが、社会人になって学生時代の友達同士が飲み会で集まる際に発生する、

年収バトル(自分の仕事は充実しているバトル)


あくまで自己申告なので、真偽はまったくわからないのですが、そこは己がプライドをかけた戦い。

自然と紳士協定が発生し、真実を話します(はず)。

俺〇〇〇万、私の年収は〇〇〇万です。と、年収が戦闘力みたいに語られるのです。


私ですか? 吹けば飛ぶような最下級戦士でした。


だから私は年収バトルになると、到底勝てなかったので、早々に撤退戦を繰り広げておりました。

具体的には、バトルが始まって早々に自分の低い年収をさらし、褒め役に徹するというものです。

「いやー、みんな凄いな。マジかよ。俺、○○〇万だよー」

「えー、みのやまの業界って、○○だよね? それなら高いんじゃないの?(世間一般では高給取りと言われている業界だが、それは大手に限る)」

「いやー、実はそんなことないんだよー。だからお前らが羨ましいよー」

と言い、被害を最小限にしていました。

話の流れで最後に自分の年収を晒したら、見事なオチになってしまいますので早々に晒して、ヘラヘラしてました。


あまり愉快な話題ではなかったですね。

ただ自分が辛い思いをさせられたから、そんな思いを周りにはさせないようにしよう。

……とはなりませんでした。


私も普通にマウンティングしていました。

愚かですねー。

友達とファミレスで話している最中に、いかに俺は凄いかとマウントを取ったことが、何回もあります。

一つのマウンティングとしては、「お前も彼女作れよマウンティング」です。

みのやまは、女性が苦手で、彼女が出来たことがなかった。彼女いない歴=年齢の男。

友達も、彼女いない歴=年齢の男でした。

同じ境遇なので、気が合って、よくお互い愚痴を言い合う仲でした。言うなれば同志ですよ。

けど宇宙の法則が乱れ、奇跡が起き、みのやまに彼女が出来た瞬間。

みのやまは上から目線で、自分の成功体験を語る痛いヤツになっていました……。

その友達に、「行動が大事だよね」とか言ってました。

友達は、それまで俺が女性が苦手だという悩みを真剣に聞いてくれたヤツだったのに……!

恩知らずの、裏切者にもほどがあるよ。みのやまぁ!

それに対して、優しい友達はキチンと自分のマウントを受け入れてくれた……。

ちょくちょく思い出して、自己嫌悪に陥りがちです。


マウンティングするのは、他人の評価を求めすぎているからです。

自分は成功していると、他人に評価をしてほしいと思っているから、起こってしまう悲しい出来事です。

他人の評価を求めないようにすれば、自然とマウンティング・マウンテンはそびえ立たないはずなのに。

自分が幸せだと思えればそれでいいじゃん。

そう思えるようになりたいです。

最終的はマウンティング・マウンテンも生まれず、そっちの方が、お互い幸せなはずです。

戦争とかも起きません(適当)。


まだその境地には、全然到達していません。

正直、もっと世の中に認められたいです。


でもいつか、人の評価を気にしないで、生きていけるような自分の軸を持った人間になりたいなと思ったりします。

頑張って、マズローの欲求5段階説を超越します(何のアピール?)


読んで頂いて、ありがとうございました。

ちなみに「モモウメ」第一話ではマウンティング・マウンテンを登り切った人物の感想が語られています。興味がある方はどうぞ。

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