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見直したい家庭内性教育

先日、NHKの朝の番組「あさイチ」で性教育についての特集が組まれていました。

朝から性教育だなんてインパクトが強いのではないかと少し思いましたが、やはり子供を持つ親からしてみたら興味深い内容なのかも。

私自身も未だ知識は足りていないと自覚していますし、まだまだ教育される立場。
興味深くて番組をじっくり見ていました。


今、私は大人ではあるけれど親ではない、狭間にいます。
性についてはある程度、義務教育で教わってきました。

でも今振り返って考えてみると、学校では形式的なことしか教えてくれないんですよね。
男女の身体の違いや、赤ちゃんができる仕組み、生理の存在など。

もっと知るべきなんです。
性について、身体について、男女の違いについて。

ある程度成長してから、能動的に正しい知識をつけようとすることも非常に重要ですが、それ以上に大切なことがあると気付かされました。
それは、家庭内での性教育。

学ぶ意欲と言うより、興味や単純な疑問、性に対する自我とでもいえばいいでしょうか、それらが芽生えたときに大人がどんな反応をし、教育するかがとても重要らしい。

家庭内での性教育の充実度によって、子供の性に対する意識が変わるそうなんです。
望まない妊娠をしてしまったり、性感染症にかかってしまったり。これらは乏しい知識のせいでもあるんです。
性教育によって、それらのリスクを軽減することが出来る。


家庭内で性教育を受けてきた、もしくは子供にしているという方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。

我が家では性についてはもちろん、恋愛の話も皆無です。
かろうじてするのは生理の話。
でもナプキンがなくなりそうだから買っておいてとか、その程度です。

父と母の出会いの話を知ったのがつい最近だというくらいには、家庭内で性や恋愛が暗黙のルールでタブー視されていました。



番組内で、実際の視聴者のエピソードを聞いて驚きました。

「お父さんとお母さんは何回セックスしたの?」

子供からのこんな疑問に戸惑い、答えられなかったと。

衝撃です。でもこのような疑問を子供は純粋に知りたくて聞いてくる。


あなたはもし子供にこう聞かれたらなんて答えますか?

誤魔化したり流したりするのはあまり良くないことなんだそうです。

回答例としては、
「そういう話はたとえ家族であってもプライベートの話になるから、あまり人には言いたくないよ。」
そう前置きしたうえで、
「でもお母さんは二人子供を産んでいるから、最低二回はしたよ。」
といったところ。

真っ当に答えてあげることで子供は性に関する話を茶化す話題とはしなくなるのだそう。
また、知りたいという気持ちに素直に応じてあげることで子供の学習意欲も維持できますね。
そして、いつか性のことで悩んだ時に親に相談しやすい関係性の構築にもつながるんですって。

お母さん、お父さんは一番身近な人生の先輩。
たとえば避妊に失敗したかもしれないとか、性病にかかったかもしれないとか、助けを必要としたときに親に助けを求められる環境であることは、きっと安心なんだと思います。

私はちょっと今は難しいかもなあ。



ネットでは情報の正確さが不安視されますが、分かり易い絵本などが最近充実しているそうで、それらを活用するといいかも。

性教育は、早すぎることはないんだそうです。早ければ早いほどいい。

小さなお子さんには、男女の身体の違いから教えてあげるといいかもしれませんね。



そしてなにも、妊娠や性感染症のことのためだけに性教育が必要なのではありません。

性交渉は、相手あってのもの。

できれば全人類が、相手を気持ちよくしてあげるとか、気遣ってあげるとか、一緒に楽しむとか、そんな思いやりのあるセックスができる人であるべきですよね。

そのためには知ること、聞くこと、学ぶことってとても大事です。

教育は親から子、年上から年下にするものに限らず、パートナー同士教え合ったり学び合ったりすることもあるのかもしれません。


こういう話が苦手で、人とはしにくいっていう人がいるのもわかります。

でも何かしら外部との情報のやり取りは必要なのかなと思います。自分だけで自己解決しようとするのってリスクがある気がするから。


性について寛容になってみたり、真面目に受け止めてみたら、あなたの性活が少し変わるかも。


そして、未来の自分の子供のためにも、正しい知識を持っていたいですね。



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