紹介したいnote記事「星に願いを」
冬月剣太郎 猫詩人🐈さんの「星に願いを」という記事を紹介します。
冬月さんの詩は、前回「夏の雪」を紹介させていただきました。
前回は8行でしたが、今回は更に短い4行の詩です。挿絵は、星が綺麗な夜空に流れ星が描かれています。
「流れ星が落ちる場面に詠み手が遭遇したのだとしたらそれはすごい偶然だ」と思って調べてみますと、国立天文台のHPには次のような記載が。
と言う事は、意外にもそれほど難しい話ではないんですね。星が綺麗に見える場所を散歩していたとすればあり得る話です。一つ勉強になりました。
コメント欄を読みましたところ、冬月さんが「マシな詩が書けますようにってお願いした」とおっしゃっていますので、実際に遭遇されたのだと知り、これまたすごいと思いました。実のところ「創作ではないか」と疑っていたからです。
普段から「物語を創作する」事に慣れていますので、つい疑ってしまう悪い癖があります。冬月さん、ごめんなさい。
実はこの詩を読んで、よくわからなかったと言うのが正直な感想です。前回の「夏の雪」は、見た瞬間に心を奪われたのですが、今回はそうではありませんでした。「久しぶりに詩を読んでハッとしました」と書かれたコメントを読み、よくわからない自分が恥ずかしくなったのです。
作品に込められた作者の意図を読み取る事に「謎解き」のようなワクワク感を抱く私としては、わからないという事が悔しくてなりません。4行だけの文章が冬月さんからの「挑戦状」のように思えて仕方ないのです。
「帰り道、傷だらけの星をひろった」
これが謎です。傷だらけの星は何を意味するのでしょうか。「傷だらけ」と「ひろった」という言葉から最初に連想したのは、捨て猫か捨て犬でした。「星」と言う名の猫か犬。あるいは「星と言う名の人間の子どもかも」と思ったりしました。
文字通り「星」とするなら、それは隕石かも知れません。地球の大気との摩擦で傷ついた隕石。小惑星同士の衝突によって出来た岩石の欠片が、地球に降ってきたのかも知れません。
衝突する事で傷つくわけですから、その隕石を「傷ついたもの」だと表現しても何らおかしくはありません。だから「傷だらけの星をひろった」と書いたのでしょうか。
隕石を見つけるだけでも「すごい偶然」なわけで、しかも「願をかけた」帰り道にひろったわけですから、すぐに夢が叶ったと言う意味で「すごい」ですよね。
文字通り「星をひろう」事は難しいですが、隕石はもともと星の一部だった事を考えると「星をひろった」と言ってもおかしくはないでしょう。
ここで思考を終えたいところなのですが、まだ何か「隠されているもの」があるような気がして……。
4行の詩に込められたものは何なのでしょうか。「星」は比喩であって、何か別の意味があるのでしょうか。
作者の冬月さんに聞くのは申し訳ないので、どなたか教えていただければ嬉しいです。
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