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母の愛(感動する話)

 X(旧Twitter)に投稿された「しんじ。(@imshinii)」さんのお話に感動したので、原文そのままにご紹介させていただきます。

僕が生まれて10か月後、
母は離婚した。

僕が3歳のころに、
母はお見合いをすすめられ、
再婚することになった。

母から聞いた話だと、

「しんちゃん、
お父さんできるから良い子になる!
おかあさん!はやく寝よう!」

お父さんができることが
嬉しかった僕は
その日が待ちきれず、
興奮していて、

再婚して
一緒に住みはじめたころ、
家に誰かくると、

「しんちゃんね、お父さんいるんだよ!
すごいでしょ?」
くる人みんなに
お父さんの自慢をしていたという。

自分でも、
その時にとても嬉しかったことは覚えてる。

僕が4歳になったころ、
状況は一変した...

義理の父は
僕を殴るようになっていた。

ある日、
母が僕の顔にアザがあることに
気づいた時があって、

「顔どうしたの?」
母はアザをなでながら理由を
たずねてきて、

「......」
僕は下をむきながら
だまりこくった。

この時、
母に本当のことを言うと
またあの人に殴られると思い、
僕は怖くて黙っていた。

それからも
義理の父は理由もなく
僕を殴りつづけていたことは
今でも覚えてる。

耐えられなくなった僕は
母とふたりきりになった時に

「もう、ふたりになろうよ...」
涙を溢れさせながら
母に抱きつき、
本当のことを話した。

その次の日、
母はじいちゃんに事情を話し、
離婚を決めた...

いま思い返せば
母はいつもそうだった。

僕のために働いて
僕のためにいろんなところに
連れて行ってくれて、
僕が望めばなんでもしてくれた。

僕のためだけに
自分を犠牲にしていたんだ。
無償の愛ってこの事なんだって、
この話を書きながら
改めてそう思う。

よく、
"虐待を受けた人は
自分の子供に同じことをする"
そう言われるけど、
そんな事ないよ。

いま、
僕には血のつながっていない
息子がいるけど、
あの子にあんな気持ちに
させようなんて思わない。

そう思えるのは
母がどんなときも
ずっと愛してくれていたから
なのかもしれない。

僕は思うんだけど、
親の愛は
子供へちゃんと引き継がれるんだよ。

昨日の義理の父親の話で
たくさんの方が読んでくださり、
引用、いいね
そしてコメントをたくさんいただきました。

「泣きました」
「もっと愛を注ごうと思いました」
「スパイスが効きすぎて目にしみました」
などのコメントをいただいたり、
中には相談をしてくれる方もいて、
この話を書いて、
本当に良かったと思ってます。

僕と同じような方はたくさんいて、
僕より大変な方もいて、
みんな色んなことを抱えて
必死に生きてるんだと
改めて思いました。

生きてると色んなことがあるし、
やるせない気持ちも
たくさん湧いてくるけど、
引用を含め500件以上の
コメントを読んで思ったのは、

"愛の力ってホントに凄いんだな"

って事でした。

この気持ちだけは忘れないように
していきたいです。

最後に
たくさんの方からフォローして頂いて
本当に嬉しく思ってます。

今後も母子家庭の時のことや
僕の家族や僕自身の話を
書いていきますので、
読んで貰えたら嬉しいです。

ここまで
読んでいただき
ありがとうございました。

https://x.com/imshinii/status/1794110198795149681

 小説を書く身として、創作で読者を感動させたいと思っていますが、実体験ほど力のあるものはないと思い知らされました。書き手の思いが込められているからこそ、読み手に強く伝わりますね。


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