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紹介したいnote記事「枯れ葉」

冬月剣太郎 猫詩人🐈さんの「枯れ葉」という記事を紹介します。

たわいもない愛の言葉が

枯れ葉が枝から離れる音を合図に

枯れ葉のように飛んでいく

わたしたちはいつのまにか

口を閉ざして視つめあっている

愛はどこへ飛んでいくのか

枯れ葉| 冬月剣太郎 猫詩人🐈 (note.com)

 今回の詩はとてもわかりやすくて良いですねぇ。恋人たちの切ない情景が綺麗に綴られています。

「たわいもない愛の言葉が、枯れ葉が枝から離れる音を合図に、枯れ葉のように飛んでいく」

 「たわいもない愛の言葉」という書き出しがたまりません。

 「たわいもない」とは「取るに足らない。大した事がない」という意味。枯れ葉の散る公園で愛を語っているのに、どうしてその言葉が「取るに足らない」ものとして聞こえてくるのでしょうか。

 強い愛で結ばれていた時には、確かに感じられた恋人の愛情。でも、今その人が語る愛の言葉には愛情が感じられない。相手の気持ちが自分から離れつつある、そんな予感がするのでしょう。

「わたしたちはいつのまにか、口を閉ざして視つめあっている。愛はどこへ飛んでいくのか」

 「言葉に詰まるようじゃ、恋は終わり」サザンオールスターズの名曲「いとしのエリー」が思い浮かびます。

 サザンのファンとしては堪らないフレーズです。桑田さんが冬月さんの詩で曲を書いてくれたら嬉しいですねぇ。

「愛はどこへ飛んでいくのか~♪」


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