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胸キュンときめき短編集

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「胸キュンするような話を書いて」と言うリクエストをいただき書いてみました。
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#恋愛小説

10 幼馴染み(胸キュンときめき短編集 1)

 やばい、大幅に遅刻だ。十分遅れるってLINEしたけど、もう二十分遅刻になる。あいつ怒っ…

神野守
2週間前
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9 クリスマスの贈り物(胸キュンときめき短編集 1)

 今日は十二月二十四日。街はクリスマス一色。商店街にはクリスマスソングが流れ、サンタクロ…

神野守
2週間前
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8 雨の日の初恋(胸キュンときめき短編集 1)

「ねえ、里美は彼の事が好きなんでしょ? 告っちゃいなよ!」 「告るなんて、ダメ……。 そ…

神野守
2週間前
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7 ハネムーンの朝(胸キュンときめき短編集 1)

「ピピピピッ、ピピピピッ……」  携帯のアラームが鳴る。スヌーズ設定にしているのか、止め…

神野守
2週間前
7

4 約束の日(胸キュンときめき短編集 1)

 心地良いボサノバのメロディーが流れる喫茶店。奥の席で向かい合う、あいつと私。あいつはア…

神野守
3週間前
8

3 雨の河川敷(胸キュンときめき短編集 1)

【私って本当、男見る目、ないなあ……】  土砂降りの中、私は外に出た。普通、こんなに雨が…

神野守
3週間前
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2 折り畳み傘(胸キュンときめき短編集 1)

「あー、やっちゃった、私……。失敗したー。もう、ダメだなあ、ほんと……」  どんよりとした曇天の空が、私の心を的確に表現している。梅雨時期特有の、今にも雨が降りそうな空。下を向いてばかりじゃいけないと思って上を見上げたら、灰色で覆われた空が目に飛び込んできて、私の心をさらに暗くさせちゃうのよね。  いや、空が悪いわけじゃないの。雨が降らないと作物は育たないし、ダムの水が溜まらないと、夏に水不足になって困るからね。適度な雨は大事なのよ、ほんと。  だけど、雨が降る日は古傷

1 雨の日の出来事(胸キュンときめき短編集 1)

 今日はあいにくの雨。このところ晴れの日が続いたから、雨が降って良かったと母は言うけど、…

神野守
3週間前
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