見出し画像

青学メソッドと会社経営

青山学院大学と言えば、箱根駅伝!そして、原監督!が思い浮かびます。
今年の箱根駅伝で2年ぶり6度目の総合優勝を果たし、今では常勝チームとして誰もが知っていると思います。

しかし青山学院も、原監督が就任してから優勝するまでに10年かかっているのです。
常勝軍団と言えば、駒沢大学、早稲田大学、最近では鉄紺(てつこん)のユニフォームの東洋大学などでしょうか。

そして、箱根駅伝と言えば、5区の山登り!
私の記憶でも山の神と言えば、初代・順天堂大学の今井正人さんから始まり、二代目・東洋大学の柏原竜二さん、そして3代目・青山学院の神野大地さんです!神野大地さんのインスタをフォローしていて活躍を日々確認しています。

大学スポーツの監督はOBがやるというのが定説となりつつあります。
私自身も会社の軟式野球チーム強化のため、プロ野球、社会人チームに行けない、仕事をしながら野球を続けたいという学生を獲得するために、10年前から大学野球部の監督さんにご挨拶回りをしていました。
今では東都リーグ、首都リーグをはじめ全国の野球部から採用をしていますが、ほとんどの監督が大学野球部のOBです。

ですが、青山学院の原監督は青学のOBでもなく、箱根駅伝経験者でもないとのこと。原監督の自叙伝を読むと世羅高校で全国2位になり、中国電力では伝説の営業マンとなったそうで、そのサラリーマン時代の経験が今の青山学院を作り上げたということです。

では、いったい何をしたのか?

1.  規則正しい生活 朝起きて~寝るまで共同生活 門限10時
2.  目標設定をしっかり立てさせた 
  目標を共有し朝礼でスピーチ=決意表明
3.  怪我のないように指導 自身の経験から捻挫72時間が勝負
4.  青学カラーに合う人間の採用

大きく分ければこのような内容です。
これに監督の選手の配置、選択、コンディショニング、最後に優勝に向かう意識を兼ね合わせた結果が今の常勝軍団を作ったのではないでしょうか。

チームを機能させるためには本当に時間がかかります。
私の会社では最初、野球採用で大学野球部を訪問していたのですが、野球採用で仕事も正直そこまで期待していなかった子たちが新卒11年目で管理職になったり、英語が話せない子が海外駐在に立候補し現在も活躍していたり、毎年新卒を20~30名採用するところまできました。

一般企業も同じだと思いますが、私の会社でも採用、教育といろいろな工夫をしています。やはり、入社時の採用判断はとても大事なことだと思っています。

自立と目標の共有、利他主義が共なってのゴールなのだと、そして、勝ち癖(成功体験)を身に付けることで常勝軍団を作り上げることができるのではないでしょうか。
私の場合は、野球部と会社の組織を常に現状改善させていますが、常勝軍団の域には達していません。でも、日々行っていることは同じなんだと感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?