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保険の卒業 ~隠岐育ち松江市在住FPの豆知識~

皆さんこんにちは!
島根県松江市のファイナンシャルプランナーかみです。

弊所HPからnoteへ移設のため、過去の記事を掲載しています。
今でも役立つ内容ですので読んでいただけたら嬉しいです。

2018.3.23  保険の卒業


金融商品の中で、保険は万が一場合に備えるのに大きな力となってくれます。


保険は数あるリスクの中で、起こってしまった時の損失が大きいものに備えてほしいのですが、残念ながら多くの方が、保障内容がダブっていたり、損失の小さいものにも備えているように思えます。


例えば・・・


・ケガをした時の通院保障をつけている

・古くなった自動車の車両保険を10万円とか20万円つけている

・自分の持ち物に対して保険をかけている


これって手持ちの資金(緊急予備資金)で備えることができないでしょうか?


小さいリスクに備える掛け捨ての保険料を払うより、何かあった時の資金として蓄えておくほうが将来の暮らしに役立つように思いますが。


保障(補償)が必要な時には保険をかけて、緊急予備資金で備えられるようになったら保険を解約する。


これを「保険の卒業」と呼んでいます。



医療保険やがん保険、そして死亡保険についても同様です。

医療保障を緊急予備資金で備えられるようになったら、医療保険やがん保険は卒業できますね。

お子さんが独立したら、死亡保険は卒業できる可能性がありますね。


学資保険は子供の教育資金を準備するもの。18年という期間があればもっと増やせる方法があるのでは?

老後の生活資金として加入している個人年金も、30年とか期間があればもっと増やせる方法があるのでは?


と考えると、保険は卒業するものであって、一生涯かけ続けるものでもないのです。


緊急予備資金については、一般的に生活費の3~6か月分、金額にすると約100万円といわれています。サラリーマンと個人事業主さんでは金額が違ってきますし、人それぞれ暮らしが違いますので、あくまで一般論としてです。


もし保険を掛けすぎであれば、早めに見直すことで、数年で緊急予備資金を準備できると思いますし、それ以上に資金が増えていけば、将来の生活資金にまわすことができます。


緊急予備資金を準備できないと、いつまでも保険を掛け続けないといけなくなりますから、ちょっとずつでも準備するようにしたいですね。

まずはライフプランを作成して、我が家の場合はどうなのかを確認しましょう!

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