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【ふりかえり】2022年は仕事・プライベート共に一歩踏み出した年になりました

エンジニアと人生 #1 Advent Calendar 2022 5日目🖐🏻の記事です。

今年は仕事、プライベート共に一歩踏み出した年になりました。そういう年にしようと決めて動いていたわけではないのですが、結果的にそうなりました。その中でも大きな変化3つをふりかえっていきます。

3つともポジティブな結論になるように書いたつもりですが、3つ目が人生重めの内容なので閲覧注意です。笑

エンジニアと人生コミュニティに入って発信の習慣がついた

元々ブログどころかTwitterやFacebookなどSNS系も一切やっていませんでした。特に発信したいことがなかったのも理由の一つですが、もっと大きな理由は自己開示に否定的だったからです。それは親の考えがかなり影響しています。

両親はとても心配性で、自分の情報をほんの少しでも外に出すことが危ないと考えるタイプでした。住所などはもちろんですがそれだけではなくちょっとした景色の写真(どこに普段行っていて、どこに住んでいるかの情報がわかってしまう可能性があるから)、本名(名前を使って良くない噂を流される可能性があるから)、ブログなどのテキストなどとにかく本人を特定される可能性がある情報を一ミリでも世間に公開することは家庭内では禁止のレベルで否定的でした。少なくとも私はそう感じていました。よく覚えているのは「Google検索で自分の本名で絶対に検索しないように」です。今では少々いき過ぎていると感じますが、そういう方法で子供だった私を守ってくれたとも言えますね。これを小学生の頃から常に言われてきたので、発信活動をするという発想に一切至ることなく生きてきました。

そんな私が去年(2021年)12月頃に「エンジニアと人生」コミュニティに入りました。ここのコミュニティの人たちはエンジニアリングももちろんですが、自分のプライベートに関しても驚く頻度で発信をしているように見えます。その場所はコミュニティのSlackに存在するチャンネルだけではなく、Twitterやnote、QiitaやZennなどさまざまです。

コミュニティに入ってSlackを見ての第一印象は「どこからこんなに発信するネタが出てくるんだろう」と「日本語であることはわかるが、メッセージの意味が理解できない」でした。😅
後者については本題から逸れますがコミュニティに入って驚いたことナンバーワンだったので説明すると、ネットスラングに慣れておらず言葉の意味が理解できませんでした。たとえば「わかりみ」「つらみ」など最後に「み」をつけるとか。「みってなんだろ。エンジニアあるあるなのか?すごいエンジニアは言葉遣いから違うのか。日々勉強。」って思って調べたりしました。笑。もちろんエンジニアリングの知識が足りなくてわからないことも多いのですが、どちらかというと何がわからなくてわからないのかがわからない状態でした。ちなみにこのコミュニティに限らずネットスラングはあらゆるところで使われていると思うので、ここが特殊というわけではないと思うのですが、ネットスラングに触れたのが初めてだったので驚いただけですね。笑

話を戻しますが、そんな発信の師匠がたくさんいるコミュニティに入って私も小さく始めてみることにしました。まずはコミュニティのSlackのtimesチャンネルでプライベートのどうでもいいつぶやきを書くことから始め、今ではこうしてnoteにブログを書くまでになりました。

メインであるnoteでは今年77記事(つぶやき含む)を書き、フォロワーが54人にまで増えました。フォロワーを増やすことを目指したことはないですが、うれしいことです。一生やらないだろうと思っていたTwitterも始めました。

以前は何を書こうか悩んでいたのですが、小さく長く続けることで以前ほどネタに困らなくなりました。情報発信がなかなかできない人のお役に立てばと思い、こんな記事も書いたりました。

ちなみに来年は発信の質を上げていきたいと思っています。今までは発信を始める時の心理的ハードルを下げるため、読まれなくていいという気持ちが強かったです。それが今年77記事書くことができた理由です。これもそんなに多くはないとは思いますが。
ただそろそろ発信の心理的ハードルは無くなってきましたし(少なくともテキストでの発信は)、気合いを入れて書いた文章ほど読んでほしいという気持ちも湧いてきたので、今度は質にフォーカスしていきたいと思います。全部頑張ると疲れるので、まずは本当に読まれたいものだけ頑張るつもりです。

転職して仕事の興味の幅が広がった

今年4月に転職をしました。人生初の転職だったのでそれだけでも大きい変化でした。(転職話についてはこちら
ですがそれよりも前職でやったことのない新しい分野に興味を持ったことが大きかったです。ちなみに私はiOSアプリエンジニアとして転職したのでその話が中心です。🙏🏻

それがiOSアプリのCI / CDです。恥ずかしながら前職では全くやったことがありませんでした。そもそもCI / CDを意識するプロジェクトに入ったことがありませんでした。。

現職が扱うプロダクトはモバイルアプリのノーコードプラットフォームなのでソースコード1つでいくつものアプリを生成します。ただノーコードとはいえビルドやApp Storeへの申請は顧客ごとに行います。そして現状顧客は何百といて、アプリのアップデートや新規申請も毎日やってきます。つまりビルドや申請まわりを何らか工夫しないと日々のiOSエンジニアの業務はコードを書くことではなくアプリのビルドと申請だけで終わってしまうのです。

ただありがたいことに現状はそんなことはなく、普段からコードを書くことができています。その状況を作ってくれているビルド自動化の仕組みを知ることは本当に楽しいです。(ビルドと申請だけに追われない理由はビルド自動化以外に、現職の組織体制の工夫もあります)

つまり、CI / CDという私にとって新しい分野を学ぶこと、そしてプロダクトの性質上CI / CDが普段の業務の中で重要な位置を占めており現職で行われているさまざまな工夫を知り改善していくこと、この2つが楽しい理由です。毎日BitriseやCircle CIで流れるビルドのログを眺めながらムフムフしています。笑。知らないこともたくさんあるのでまだまだひよっこですが、精進していこうと思います。🐣(※ちなみにiOSアプリ本体への興味ももちろん失ってはいません。笑)

好きなことをたくさんやってメンタルが回復してきた

※少し重い話なので、苦手な方は飛ばすことをオススメします。

元々病みがちな性格なのですが、ここ数年は特に良くない状況でした。数年前に起きたある出来事が原因でした。詳細は暗すぎるので割愛します。🙏🏻
でも今年になって好きなことをたくさんしてかなり回復してきました、というのがここで話したいことです。

最初から「今年は回復しよう!」と思っていたわけではありませんでした。
元々、仕事やプライベートで付き合ってきた恩師や親友と話す機会を定期的に持っていました。それをこの病み期にもやめずに話しているうちに、もう少し頑張ってみようという気持ちが湧いてきました。
彼らにはとても感謝しています。私は内面は病みがちですが外ではそういう雰囲気は出さないようにしているつもりです。また人からの言葉を素直に受け取ることが得意ではありません。なので自分で言うのもなんですが病んでいることに気づくことはもちろんフォローすることも難しいタイプです。それでも異変に気づきコミュニケーションをとり続けてくれる人がいたからこそ、今もこうやって息をして水を飲んでブログを書いて、なんとこの後はジムに行こうとしています。圧倒的成長。笑。

話を戻します。具体的に何をやったかですが、とりあえずお金に糸目をつけず好きなことをやりたいだけやりました。具体的にはテーマパークに行ったり、旅行をしたり、好きなものを食べに行ったりました。行ったところはディズニーシー、福岡、広島、金沢、静岡って感じです。旅行記も書いているので気になれば見てください。海外旅行ができなかったことだけが悔やまれますが、この状況下では仕方ないですね。

やりたいだけやったとはいえ数は多くはないですが、短期間ながらかなりお金を使った旅行もしました。現地でいろいろなものを見て、人と話して、好きなものを食べました。自分が幸せ、楽しいと感じること、あの時楽しかったなと思い出せることを多めにやりました。その結果気づいたら、明日はこれをしよう、来週はここへ旅行しようとワクワクしながら計画を立てるようになっていました。

そして気づいたら、ふと頭に浮かぶ日々の悩みが「どうして毎日ご飯を食べなければいけないのか?」から「最近ご飯食べすぎて体重がやばい。どうしたら痩せられるか?」に変化していました。かなり大きな変化だと思っています。生きたいと思っていないのに生命維持活動の一つである食事という行動をとる理由が思いつかなかったのですよね。そこが変わり、生きることへの疑念が薄れたのは大きいです。

好きなことをやる以外にも、そもそもなぜ昔からこんなにも病みがちな性格なのかを自分の生い立ちを振り返りながら本やブログ、論文を読んで考えたり、恩師や心理カウンセラーと相談しました。おかげで原因はふんわりわかってきました。この言葉を知っている人は多くはなさそうですが、私はACE(逆境的小児期体験)を持つ人間で、関連文書を読んだ限りその症状はかなり典型的な感じです。こういったラベリングはマウンティングのようであまり好みませんが、言葉を知っていると知らないとでは調べる時の情報量が違ってきますよね。そして今は対処法を検討中の状況です。(って仕事か笑)
私に起きた出来事はかなり衝撃的でこれ以上の不幸には遭遇したくないですし、周りにも同じ目には合わせたくないです。実際、また同じ出来事に対処する可能性は高くないと思います。そう信じてます。。ただ生きている限りメンタルが傷つく出来事には大小あれど必ず遭遇すると思います。それが起きる度に今回のように病んでいては人生のほとんどが病み期で終わってしまうので、ちゃんと対処法を考えようと思ったわけです。

まだ完全に回復したとは言えないし対処法も探り探りですが、少しは進んだので思い切ってnoteに書いてみました。最初は冒頭の状況説明をもっと赤裸々に書いていたのですがやっぱり止めてぼかしました。笑

まとめ

・エンジニアと人生コミュニティに入って発信の習慣がついた
・転職して仕事の興味の幅が広がった
・好きなことをたくさんやってメンタルが回復してきた

この3点が今年私にとって大きな変化でした。最後は重めの話になってしまいましたが、とても印象深い年となりました。来年も変化を起こす年にしたいですね。

いつもはもっと適当に思うまま文章を書いているのですが、今回はちょっと真面目に書いてみましたので、ここまで読んでいただけて嬉しいです。

以上、エンジニアと人生 #1 Advent Calendar 2022 5日目の記事でした。👋🏻

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