結婚記念日だからこそ言いたい!「私たちはケンカができない」
本日2019年11月22日は、私にとって、とても特別な日です。
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愛すべき夫・のりんこくんと夫婦となり、一年。初めての結婚記念日だからです。安直ですが「いい夫婦の日」で覚えやすいことと、数字が苦手な「私」のために、この日を選びました。
▼「私」の数字嫌いについて
が、実はそれだけではないのです。
なんと、11月22日は「私」が世界で一番に尊敬する父・パパのお誕生日でもあります。今回のお話とはぶっちゃけ無関係ですが、これが「私」の数字の弱さに対して効果絶大なので、あえて記しておきます。
さて。二度はない、初めての結婚記念日。せっかくなので、夫・のりんこくんと「私」のこの一年を振り返ってみようと思います。
私たち夫婦の暮らし方
私たち夫婦は、笑ってしまうほどに対極の位置にいる人間です。共通していることと言えば……きっと「自分の信条を守る頑固さ」くらいかもしれません。よくある「共有の趣味がきっかけで意気投合して……」というようなエピソードはありません。育ってきた環境はもちろん違いますし、そもそも「私」ものりんこくんも、誰とも被(かぶ)らない、それぞれの「個」ですから、その辺りは当然と言ってもいいでしょう。
けれど、好きな食べ物も趣味も、全く違うのです。物の考え方も違うどころか、何かにつけてお互いが正反対の意見を出すことばかり。それでも、結婚するまでの8年間の交際、そして夫婦となってからのこの一年、私たちはケンカをしたことがありません。
それはなぜか?
正反対の意見を持っていても、自分の信じることを曲げない頑固さを持っていても、話し合いのテーブルにつくことができるからです。そして、対極の位置にいるからこそ、お互いの得意・不得意を補い合える関係なのだと思います。
「私」ができないことは、のりんこくんに任せる。のりんこくんができないことは「私」がやる。
こうして「お互い助け合っている」という意識を持っているので、何事にも特別な、ある種の責任が伴う「家族」となっても、穏やかに暮らすことができています。
初めてのケンカ
「ケンカができないと言ったじゃないか!」と思われるでしょう。私も、あの出来事を「これは長い付き合いの中で、のりんこくんとの初めてのケンカだわ……」と捉えたので、確かにケンカをしたと思いました。
新元号が発表された4月1日の朝に。
平成生まれの私にとって、元号が変わるのは初めてのことだったので、官房長官が「新元号は〇〇です」とドーン!と発表するところを見たかったのですが、あの出来事……結婚式について意見が食い違い、ツンとしたのりんこくんが部屋に引きこもってしまったため、リアルタイムで観ることができなかったので、よーく覚えています。
けれど、結婚式が終わった後、ふいに「あれが初めてのケンカだったな……」と思い出した私が、のりんこくんにその話をした時、彼は心底不思議そうに首を傾げました。
「え?あれ、ケンカじゃないじゃん。確かに意見はぶつかったけど、ちゃんと話し合って解決したし、結婚式も楽しくできたし……え?ケンカしてなくない?」
そう言って「俺はケンカなんて思わないっていうか、今までケンカしたなんて思ったこと一回もないけど」と、きょとんとしていました。
それを聞いた「私」は、よくよく思い出してみると、確かに意見がぶつかってお互いにツーンとしていましたが、何時間か後にはお互いにケロッとしていて……。
「あれ?あぁ、結局は話し合って解決したから……あれはケンカじゃなくて、ただの話し合いか!」と、私も「そうだね、ケンカじゃないや」と納得したのです。
わたしたちはケンカができない
というわけで、他の人からすれば「違う意見を出して、言い合いをしたならケンカでしょ」となるに違いないでしょう。
しかし、私たち二人の中では、いくら意見がぶつかって言い合いになったとしても、結局は話し合いのテーブルについているので、交際期間を含めての9年、一度もケンカをしたことがない、という認識でいるのです。
ただ感情をぶつけあうだけであれば、それはケンカでしょう。
けれど、私たちは最終的には話し合い、お互いが納得できる着地点を見つけることができなかった、ということは一度もありません。
そして、その都度、私たちは「あなたの考えは分かった。でも、自分はこうしたい。だから、あなたの意見とこっちの意見が合致するところを、二人で見つけよう!」と、自分だけの答えではなく、二人の答えを見つけることができるからこそ「私たちはケンカをしたことがない」と言えるのです。
そして今後も、お互いがお互いの「個」を尊重することを続けていけば……ケンカはずっとできないままだろう、と思うのです。
ケンカもコミュニケーションの一つかもしれません。
けれど「私」ものりんこくんも「お互いを尊重したい」という気持ちを、これからも忘れずに支え合って暮らしていくことができれば、一生ケンカはできないでしょう。それでいいのです。これが、私たち夫婦のかたちなのですから。
そんなわけで、これを結婚記念日のプレゼントとして、愛するのりんこくんにも読んでもらおうと思います。
私という「個」を応援してくださると嬉しいです。このnoteで行っていきたいあなたの「進化」のお手伝いにて、恩返しできればと思います。