③「前職と現職のギャップ」
前回までの記事を読んだ人はお分かりのように、僕は服飾の専門学校卒業して以来、最初は靴の販売だったものの、その後からはすべてアパレルの販売の仕事をしていました。
ところがとあるきっかけから現在ではフリーランスのマーケター、セールスコピーライター、ウェブコンサルタントとして仕事をしています。
それでは現在のスキルをどうやって身につけたのだろうと不思議に思う人もいるでしょう。
今回はどうやって今の段階までこれたのかを紹介していこうと思います。
1.自分のスキルの棚卸し
まずはひょんなことから退職することとなった長年勤めたアパレルの会社の後、前回までの記事でも解説したように体調不良による休養を余儀なくされます。
そこで今後の人生の道をどう歩んでいくかを考えることとなります。
まず最初にした事は自分のスキル棚卸しです。
自分のスキルの棚卸しとは現在自分が持っているスキルを具体的に抽出して、現段階で自分は何をできるのか、そして今後に何を活かせるかを把握することを指します。
その上で今後自分にとってどんな仕事ができるか、どんな職業につけるかの目星をつける作業を行いました。
しかしここで僕には更に大きなデメリットがあります。君はいくつか分かりませんが僕は当時34歳、誕生日が来れば35歳になる年です。
35歳と言えば転職活動してる人はご存知の通り、年齢的にもかなり制限がかけられます。
これまでと同じ業界であるアパレル業界で働くのであればまだしも、他の業界となるとハードルもより一層高くなります。
結果、転職せず、自分の持っているスキルでフリーランスとしての道を選ぶことにしました。
アパレルの資格は活かせるのか?
アパレル関係の資格にはいろんなものがありますが、そのことについても少し触れておきます。
アパレル一筋だった僕にとって他の方とは異なり、国家資格もなければ販売士検定、ファッションビジネス検定、色彩検定、カラーコーディネート検定なんて持っていてもたいしてこれからの人生の役には立ちません。
経験者から言わせてもらうと、これらの資格は無理して取得しなくても大丈夫!
もし他業種からアパレル業界に転職を考えている人も、勉強しているその手を止めましょう。
そこに労力を費やすくらいなら、「マーケティング」「ECサイトの運営の仕方」「SEO」「購買心理」などを勉強することをお勧めします。
2.ランニングコストの抑制
まずフリーランスとしてスタートするにあたり、最初の目標として掲げたのはいかに出費を抑え、貯蓄をするか・・・
と、言いたいところですがこれまで仕事ずくめだった僕にとってストレス発散の1つである人付き合いやおいしいものの食べ歩きまで制限するにはあまり気が進みません。
そのためしようと思っていた引っ越しを諦め月々にかかるいろいろな料金の見直し、ランニングコストを抑えることから始めました。
なぜなら、これまでの会社員の時と違い定期的な収入はありません。駆け出しのフリーランスにとって資金不足や、極限にまで切り詰めた生活は仕事のパフォーマンスに影響するほか精神的にも良くありません。
これからフリーランスとして働こうと思っている方はまずランニングコストの見直しから始めることをお勧めします。
さて、次はフリーランスとして人生の再出発をした当初の話でもしましょう。
駆け出しのフリーランス時代
フリーランスして働く初期段階の僕の仕事の内容として挙げた候補は以下となります。
1 .アパレルのマーケティングコンサルタント&代行
2.アパレルの人材育成サービス
3 .セールスコピーライター
ここで僕が違和感を感じるアパレルと言う名の文字。
ポッキリ折れた僕にとってアパレルと言う文字が非常に重荷に感じます。
そこで、まず現段階でできる仕事をフリーランスとして働き、そこからスライドして、様々なジャンルのクライアントを獲得しようと考えました。
業者は違えど「モノを売る、集客をする、マーケティングをする、従業員を育成する、その他諸々本質的には大きくは変わらない」と判断したからです。
アパレルECサイトの作成、アパレルマーケティングの代行、アパレルのウェブコンサル、アパレルの人材育成。
これが駆け出しのフリーランス時代の僕の仕事の内容です。
残念ながら懸念したアパレルと言う文字が並んでいます汗。
しかしこれで良いと思わないのが僕の性格。案件をこなしながら、いかにアパレル以外のクライアントと契約するかに焦点を合わせます。
これまた先述したように業者は違えどモノやサービスを得ると言う本質は大して変わりません。これまで意識していたアパレルから発想を転換し違う業種にスライドするただこれだけです。
専門的に行う方にとっては邪道だと言う声も出るかもしれません。
しかし実際僕はこれで会社員時代の2倍以上の年収となっているのも事実です。
アパレルのクライアントと仕事の下のは駆け出しの頃から中期までで、最近のクライアントにはアパレルと言う文字が全く入っていません。
将来を迷う君へ
ノースキル、でももう会社員時代に戻りたくない、フリーランスとして独立したいと人生のターニングポイントに立ってる君へ
もしこれからの独立にたくさんの不安を抱えている、いろいろ考えると気が滅入りそうなどネガティブモードになっているのであれば、一度、自分のスキルの棚卸しを行い、今後に生かせるスキルはないか、ランニングコストに無駄はないか、考えてみるのも良いかと思います。
また、前の記事にも書いたように複数の収入の柱を持つことも考えておいた方が良いと思います。
僕も君も人間です。元気な日もあれば体調がすぐれない日ももちろんあります。
状況に応じては体を張って仕事をし、また状況によってはのんびりと過ごしたいそんな日ももちろんあるでしょう。
複数の収入の柱があればたとえ本業が停止した状態であっても、他のところから収入が入ってきます。
さらに長期休みをとっても、収入がゼロになることもありません。
これが収入の多角化のススメです。
長々となりましたが参考になったでしょうか。
もし君がまだ仕事を辞めておらず今後を考えている段階であるあれば、助走をつけましょう。
退職してより早く、より高く飛べるように。
前回までの記事
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