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【The Guardian】Online violence against women 'flourishing', and most common on Facebook, survey finds

『Online violence against women 'flourishing', and most common on Facebook, survey finds』
担当:托鉢

【日本語要約】
 インターネット上でアカウント情報が特定され、被害に遭う女性が20か国以上で報告されている。最も多いのはFacebookのアカウントで、InstagramやWhatsAppとの連携していることが狙われているようだ。
 オーストラリアでの調査では、1,000人のうち650人がインターネット上での被害に遭ったと回答している(世界平均は58%)。さらに、被害に遭ったと回答した内の半数は精神や感情を害するハラスメントに遭っていたことも分かった。また、被害に遭ったと回答した内、5人に1人はインターネットでの被害によって恐怖心を持っていると回答した。被害の内容は、暴言や侮辱する表現が最多(59%)で、嫌がらせ(41%)、性的暴行など(39%)と続く。

 世界的には、Facebookユーザーが受けた被害はInstagramで23%、WhatsApp 14%、Snapchat 10%、Twitter 9%、TikTok 14%だった。回答者のうち19%がインターネット上の傷害によってSNSの使用を控えるようになった。さらにそのうち12%については、インターネット上での発信手段を変更せざるを得なくなった。ほか、回答者のうち44%は、SNSの運営会社は被害に遭う人々を守るための措置をすべきだと回答している。
 かつてインターネット上で暴力をふるっていた者に訊くと、40%が職場や学校でハラスメントを経験していた。また、38%が匿名の誰かから、インターネットを通して被害に遭っていた。LGBTIQ+を認識している女性の半数では、性人格(sexual or gender identity)を理由に嫌がらせを受けた経験がある。また、60%は民族的に少数であることが理由となった。

 プランの最高経営責任者であるSusanne Legenaは「オンライン上のプラットフォームでは、何百万もの若い人々の声が飛び交うがために『人間性の最底辺が明白に表れている』」という。「想像以上に、女性が傷つけられる言動は日常にあり、これらから逃れられる場所はないと言っても過言ではありません。その結果、精神を害されたり、意見を主張できなくなる、果てはそのコミュニティから身を引くといったことにつながるのです。」

 南スーダンのジェンダー公正庁の長官であるKevin Abaloは、自身で何とかするしか彼女たちには手段がない現状について述べている。「私たちは行政や技術企業をかえるための行動をとらなければならない。若い女性たちの居場所を参画の機会を守り、より良い社会を実現しなければならない。これは人権問題である。」
 Gender Equity Victoriaの女性のためのインターネット上の安全を目指すプロジェクトで指揮を執るGailin McGraneは、女性がインターネット上で被っている出来事の多さ重大さに注目すべきと述べる。「傷つけられ、退かざるを得ない女性たちの声を、プラットフォームの運営者は聴くべきだ。また、私たちは若い人々、特に男性に向けて経緯を持ったコミュニケーションを促していくべきである。」

【単語】
Landmark:著名な事件
Poundent:回答者
Distress:苦痛
Abusive:口汚い
Insult:侮辱
Deliberte:故意の、計画的な
Meanwhile:一方で
Perpetrate:犯す
Plan International:国際NGO。プラン。子どもの権利の推進や貧困、差別のない社会を実現するために活動をしている。
Opt out:引く

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