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旅はみんなを笑顔にする~コロナ禍の修学旅行で気づいたこと~

息子が修学旅行から帰ってきた。高止まりの感染状況が続く中での県外への修学旅行。出発する直前まで「本当に行けるのだろうか?」と心配したし、出発後も「どうか元気で帰って来て欲しい」と祈るような気持ちだった。

コロナが流行し始めてこの2年余りで、修学旅行が”当たり前の行事”ではなくなったことを改めて実感した。

無事に帰ってきた息子から「楽しかった」という言葉を聞いた時、世界で一番うれしいお土産をもらった気分になった。


先日、『旅はみんなを笑顔にする』というJALのCMを見た。コロナ禍より前であれば「そんなの当たり前じゃないか」と思うところだけれど、世界中の人々が気軽に旅へ出られなくなるという経験をしたからこそ、胸にグッと迫る言葉だった。

旅の途中、息子は何度笑顔になっただろう?感動やワクワクをたくさん体験できただろうか?

観光地のパンフレットやお土産を床に並べ、息子から思い出話を聞いていると、こちらまで笑顔になる。よかった。本当によかった。

10代という多感な時期の修学旅行は、やはり特別なビッグイベントなのだろう。コロナの影響で修学旅行が中止になった学校もあったのだと思うと、仕方がないとはいえ本当に残念な気持ちになる。

修学旅行の間は、学校から一日に数回、状況報告のメールが届いた。行程や天気、生徒たちの様子などを簡潔に伝えてくれる。これが保護者にとっては大変ありがたく「便利な時代になったなあ…」とつくづく思う。


GWは地元の観光地もかなり賑わっているようだ。感染の不安もあるけれど、閑散としていた時期を思うと、地元に活気があるのはやはりとてもうれしい。

私も若い頃はよく旅をしていた。コロナとは無縁の青春時代を楽しんだ。今にして思えば、なんて幸せな時代だったのだろう。人生の宝物になるようなすてきな旅の思い出が私にはたくさんある。

旅が人生に与える影響は決して小さくない。ウィズコロナ時代の新しい旅のカタチについて、私も社会の一員として考えていきたいと思う。


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