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【人生を変えたオットのひとこと】30年の不眠から脱出した話
こんにちは。結婚8年目に突入したアラフォー夫婦のツマ、めぐみです。
「人生を変えた」と言うにはちょっと大げさですが、確実に私の人生の質を上げてくれた、と感じるオットの言葉があります。
「今考えても仕方ないことは考えない。布団に入ってできることは寝るだけだ」
子どもの頃から寝つきの悪さに悩まされてきた私。布団に入ってから2時間たっても寝つけず、母に泣いてすがっていた、なんてお恥ずかしい記憶も。なぜか布団に入ると、あれやこれやと心配事が頭を駆け巡り、そこから抜け出せなくなってしまうのです。
もう30年近い付き合いだから、そういうものだと半ば諦めていたのですが、結婚したことで思わぬ弊害が…。
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オットはものすごく寝つきがいい。いや、良すぎる。さっきまで話していたのに、10秒後にはもうイビキをかいている。ゆえに、眠れない私はそのイビキでさらに眠れなくなるという悪循環…。こっちは眠れず悶々としているのに、横で気持ちよさそうに寝ている姿に恨めしさすら感じます。
そんなことをオットに告げたら、先ほどの言葉が。「そんなの今考えても仕方ないじゃん。布団に入ってできることなんて寝るだけでしょ」と。
身も蓋もない話なのですが、なんでも複雑にしがちな当時の私は、そのどシンプルさに雷に打たれたような衝撃を受けました。
(そっか、そうだよな…。)
その日から、何か心配事が浮かぶ度に、「これは今考えても無駄だ…」と呪文のように唱え続け、少しずつ眠れるようになっていきました。
眠れないことが怖くて、限界まで夜更かしをして布団に入るという所業を繰り返し、万年寝不足だった20代。それが今では、11時には布団に入り、体感にしてものの10分ほどで眠れるようになりました。
1日平均1.5時間ほど睡眠が増えたと仮定して、
1.5時間 × 365日 × 7年 = 3832.5時間
オットのひとことが私にもたらした睡眠時間。数字にすると、より感慨深いものがあります。
生活も精神衛生も向上し、紅白歌合戦は途中で離脱、年越しはいつも夢の中、というやや健康的過ぎる生活を手に入れました。
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感謝の印に、「ちょっとくらいイビキがうるさくたって許すよ」と言ったら、「いや、あなたの寝言もうるさいよ」と返され、ぐうの音も出ず。
けれど、案外そんな些細なひとことに救われる瞬間ってあるよな、と感じた出来事なのでした。
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