よんな~よんな~、石垣島の風にゆられて過ごす宿
「よんなー」とは沖縄の方言で、「のんびり、ゆっくり、自分のペースで」という意味の言葉。
島の風が通り抜ける古民家で、ハンモックにゆられながらのんびり読書、畳に寝転がってちょっとお昼寝、三線を聴きながらお茶でひと息。
たまにはそんな、「よんなー」な旅の過ごし方もよいのでは?
今回ご紹介する「古民家の宿 ひらた」は、そんな心地よい時間と空間を提供してくれます。
住宅街にひっそりと佇む宿
住宅街の細い路地に面し、沖縄の伝統的な家屋をそのまま利用した、懐かしい佇まいの一棟貸しの宿。
繁華街まで徒歩約15分と少し距離がありますが、だからこそ静かでのんびりとした時間が流れます。
この可愛らしいボードを見た瞬間、「オーナーさんは絶対いい方だ」と確信しました。
宿に着いたらまず、そのおもてなし精神あふれるオーナーさんが部屋の案内をしてくれます。沖縄のこと、この建物のことなど色々とお話をしてくださいました。
島の風が吹き抜ける、開放的な畳空間
お部屋は、5畳・6畳・6畳の和室と、ダイニングキッチンがひと続きになった広々空間。窓を開ければ心地よい風が吹き抜けます。
2~6名まで宿泊可能。家族や仲間でわいわいするも良し、カップル・夫婦で贅沢に畳の上で大の字になるも良し。
そして庭に面したお部屋には、このハンモック。取り合いになること必至の寝心地です。
暮らすように過ごす食卓
宿は素泊まりですが、近くにスーパーもあり、こんな広々としたキッチンと調理器具・家電もそろっています。せっかくならば、この居心地のいい空間で島食材の料理を作り、ゆっくりと食べるのもオススメです。
こちらは翌日に作った朝ごはん。島豆腐チャンプルー、島バナナ、沖縄の油みそで食べる目玉焼きなど、朝からもりもり。
緑あふれるガーデンテラスでBBQ
この宿の魅力は、お部屋だけではありません。蝶もひらひらと迷い込むほど、植物に囲まれた手作りのガーデンテラス。ここでは、バーベキューも楽しめます。屋根もあるので多少の雨でも大丈夫。
コンロやトングなどの常備品は無料で貸していただけます。
お肉の買い出しはここ一択。宿から徒歩3分、オーナーさんイチ押しの石垣牛専門店「砂川冷凍総合食品」。スーパーよりお値打ちなのに新鮮で味も抜群、と地元民にも大人気。
柔らかく甘みもあり、味もコスパも過去最強の牛肉(個人の感想)。沖縄旅行の食事の中でも思い出深い味となりました。この宿に泊まらなければ出会うことのなかったお肉。オーナーさんとお肉との出会いに感謝があふれます。
三線と島唄を聴きながら、よんな~よんな~
リクエストをすれば、オーナーさんの三線と島唄も聴かせていただけます。お別れの前、一緒に唄いおしゃべりしながら過ごす時間が楽しくて、もう一泊したかった…と思うほど、ホスピタリティにあふれる空間でした。
最後に…
旅は人との出会い、食との出会い。
石垣島の風に吹かれて、よんな~でいきましょう。
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