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本 「おまけのこ」

畠中恵著、しゃばけシリーズ第4作目。
オーディオブックにて。

素顔が見せられずに厚化粧をする。
それは自分を守るための鎧。
切ない。
現代人でもありそうなことだ。

日本人って相手への気遣い、
(特に家族)本当の気持ちとかを
あまり伝えないと思う。
でも、それだと不安になったり誤解したり。

「自分はこんなことが不安だ」「悩んでいる」
そんなことを家族や友達に伝えられたらいいのにね。
鎧をつけて自分を守らなくても良くなるのにね。

今回もほろっとしたり
クスッと笑ったり
そんなお話満載だった。

最後の家鳴りの大冒険。
ハッピーエンド。
心があったかーくなったなぁ。
家鳴りくん、大活躍。
そして帰って来れて
一太郎に見つけてもらえて
本当によかったよかった。

ナレーターは歌舞伎役者の
市川笑野氏。
ちょっと特徴のある語りで
最初はちょっと違和感を感じてしまったけど
どんどん違和感がなくなって
物語に感情移入。
きっと市川笑野氏も途中から感情移入したからなのかな。