見出し画像

【読書日記】4/28 卒業してしまった。「ざんねんないきもの事典」

おもしろい!進化のふしぎ とことんざんねんないきもの事典
今泉 忠明(監修)下間 文恵(イラスト)森永 ピザ(イラスト)
高橋書店

「ざんねんないきもの事典」大人気シリーズの第8弾が発売されました。
生物の生態には、不思議だな、面白いなと思うところが多いのですが、それをあえて「ざんねん」という視点で解説しています。
切り口の面白さ、雑学的面白さが子供たちに大人気です。

毎年この時期に新刊が発売されます。先日、新刊を見かけたので早速買って帰り子供たちに見せたところ。
思いがけず上の子が「ふーん」というつれない態度。あれ?大喜びすると思ったのに・・・と少々動揺。しかし、下の子は喜んでさっそく読み始めたので、ほっとしました。

冷静に考えてみれば。
第一弾が発売されたころから7年たっています。
かつて大喜びしたこどももその分成長して、今では物足りない、子どもっぽいと思っても当たり前ですね。
生物への興味をなくしたわけではないので、去年まではそれでも普通に読んでいたようなのですが、さすがに付き合いきれなくなったのかもしれません。
一方で、読んであげなければいけなかった下の子は、自分でちゃんと読めるようになっています。

うーん。進化していない「ざんねん」なのは、私の方か・・・。
数十年前、私の祖母が、遊びに行くたびに「○○ちゃんは「おへそのぱん」好きだったから」と甘食をたくさん準備してくれていたのを思い出しました。
幼少時は確かに大好きだったのですが、さすがに高校生、大学生ともなると「そんなに甘食ばっかりたべられないよ、いつまでも幼稚園の頃の話もちだされてもな~」と罰当たりなことを心の中で考えておりました。天国のおばあちゃん、ごめんなさい。

来年、ざんねんないきもの事典の新刊が出たら、どうしようかな。下の子もそろそろ卒業する頃かも。
幼いころの、喜んで満面の笑みを浮かべていた情報がしぶとく頭の中にしみついて書き換えが上手くなされないのでしょうね。
子どもの成長を喜びつつ、少し寂しい気もしています。

大型連休に入ります。
図書館に一緒に行って、子どもたちがどんな本を選ぶのか口を出さずに見守ってみたいと思います。

この記事が参加している募集