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【読書日記】2/8  美味しいものをみんなで食べよう「ライラックどおりのおひるごはん/フェリシタ・サラ」

ライラックどおりのおひるごはん みんなで食べたいせかいのレシピ
 フェリシタ・サラ 作 石津ちひろ 訳  BL出版

 図書館で先日借りてきた絵本のうちの一冊。
「まるいちきゅうのまるいちにち」と同様に世界各国の比較絵本。

ライラック通り10番地の建物から住民たちがお料理を作っているいいにおいが漂ってくる。
さて、誰が何を作っているのかしら?

様々な国の人たちが家庭料理を作っている様子。
 見開きで、左側に料理をしている人の姿、右側に材料とレシピ。
 衣装や部屋の装飾、食器などにその国らしさが現れています。そして、お料理しているのが、お母さんやおばあさんばかりでなく、老若男女というところも今風の配慮だなあ、と感心しました。
前菜からメインディッシュ、デザートまで揃ったら、みんなで持ち寄りパ―ティです。
「同じ釜の飯を食う」のも良いけれど「違う釜の飯を皆で分け合う」のもとても素敵。

 本書のお品書きは以下の通り。

スペインのサルモレホ(トマトの冷たいスープ)
中国のブロッコリーのいためもの
メキシコのワカモレ(アボカドのディップ)
中南米のブラックビーンズスープ
フランスの白身魚のムニエルやミニ・キッシュ
イタリアのトマトスパゲッティ
南インドのココナッツ・ダール(赤レンズ豆のカレー)
地中海東部のミートボール
中東のババ・ガヌーシュ(焼きナスのディップ)
ギリシアのスパナコリゾ(ほうれん草のリゾット)
アメリカのピーナツバター・チョコチップクッキー
スウェーデンのバナナとブルーベリーのパウンドケーキ
イギリスのストロベリー・クランブル
そして、日本は親子どんぶり!

概ね手に入りそうな食材(七面鳥のひき肉は無理)とシンプルなレシピ。
私は、好き嫌いはないのですが、自分で作るのは失敗のリスクの少ない定番料理ばかりになってしまっています。
たまには、挑戦してみようかなと思ってしまうくらいおいしそうな絵本でした。