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「四角い今」の中で集中する 【ユタカジン】

あなたは「集中すること」は得意ですか?
得意です!と自信を持って言える方がいたら、とっても羨ましいです。

僕は昔からそこまで集中力が長続きしません。
もちろん全然集中できないということはないですが、いわゆる「ゾーン」に入った経験はなく、受験勉強をしているときに声をかけても全然気づいてくれないほど集中している友達が心底羨ましかったことを覚えています。

とはいえ、タスクシュートに出会ってから、だいぶ集中できるようになってきました。
タスクシュートは「今日1日にフォーカスする」時間術なので、今日以外のことが目に入りにくく、気が散りにくいんですよね。とってもおすすめです。

ただ、必ずしもいつも集中できているわけではありません。
ご飯のあとは相変わらず眠くなるし、夕方ごろは集中できなくてソワソワしてくるし、すぐSNSやYoutubeなどを開きがちです(もちろん仕事中はしてないですよ)。

この記事を書いている最中も、X(Twitter)を何度開いたことか。。
あらゆることが自分の気を引こうと躍起になってくる今という時代は、「集中できること」自体が贅沢なことだと言っても過言ではない気さえしてきます。

しかしここ最近、タスクシュートの公式ツールが進化し、そのとある活用方法によって、「今に集中する」ということがよりうまくいくようになってきた気がします。
そのポイントは、タイトルにもあるように「今を四角く切り取る」イメージです。

集中できる方法が知りたい!
今が「四角い」ってどういうこと?

という方は、以下の内容を参考にしてみてください。

タスクシュートは縦長の帯

上で言及したように、タスクシュートは「今日1日にフォーカスする」手法です。今日1日にやることを、やろうと思っている順番に並べて上から着手していきます。

タスクシュートを始める前、僕は基本的にカレンダーアプリを使って一週間単位でタスクを管理していました。
それが1日ごとの区切りになったので、横長の広い一週間という一面が縦長の帯になったような感覚がありました。以下のようなイメージです。

タスクシュートは「今日1日にフォーカスする」

実際には縦の長さは決まっているわけではなく、プランやログとなるタスクの数によって長くなったり短くなったりします。
タスク数が数十個となる方はわかると思うのですが、タスク数が多くなるほど長くなってアプリ上でたくさんスクロールする必要があるんですよね。

また、集中力が途切れがちな1日の後半になってくると、どうしても今やることのタスク以外が目についてしまいます。そして、1日のはじめに並べた順番上では次にやるべきタスクをすっ飛ばして、後の方でやろうと思っていたことに今着手してしまう、そんなこともあると思います。

タスクシュート的にはそれでも全然問題ないのですが、なんとなくその時々の気分でタスクを取捨選択しているような感じがして、ちょっと「今に集中できていない感」が拭えない時があったりします。

あなたはどうでしょうか?

セクションという1日の中での区切り

そろそろ「四角い今」について説明したいところですが、その前に大事なことを説明しなければなりません。それは「セクション」という考え方です。

セクションとは、1日の中の区切りのこと。自分の生活に合わせて1日を時間帯ごとに区切る考え方です。
例えば「4:00〜8:00」を「早朝セクション」、「8:00〜12:00」を「午前仕事セクション」という風に区切っていきます。

1日というのは体感ではあっという間に過ぎていきますが、「今日1日やること」を考える上では把握するのに長すぎます。そこで、1日をいくつかに区切って、その区切りごとにやることを配置していくわけです。

上で「タスク数が増えるほど帯が長くなる」と言いましたが、セクションのおかげで時間帯ごとのやることの配置がスムーズにいきます。

だだっ広い空間に物を配置していくのは考えるのが難しいですが、仕切りを設けていくつかの部屋を作ることで、その部屋ごとに役割を持たせ物が配置しやすくなる、そんなイメージを持ってもらえるとわかりやすいでしょう。

「現在セクション」以外をフィルターで見えなくする

セクションの概念だけでは、今日1日がいくつかに区切られるだけで、今日一日が長い帯であることに変わりはありません。
しかし、最近のタスクシュートアプリの進化によって、この現状に変化が起きました。

それは、「セクションのフィルター機能」です。

これは僕にとって革命的でした。
これによって現在が該当するセクション以外を見えなくすることが可能となりました。以下のようなイメージです。

現在セクションのみの表示で「今」が四角く切り取られる

いかがでしょう。「今が四角く」切り取られていることがお分かりでしょうか。
この機能によって、「今日1日にフォーカスする」タスクシュートの対象がより狭くなり、「今にスポットライトを当てる」ことができるようになりました。

各セクションは数時間ほどの時間幅です。もちろん個人差はありますが、各セクションに入るタスクは10〜20個ほど。
現在セクションのみ見えるようにすれば、そのセクション以外のタスクは目に入りません。タスクシュートの「今日1日にフォーカスする」効用がより濃く機能することになります。なんて素晴らしいんでしょう…!

現在セクションの10〜20個ほどのタスクは見えるようになっているのもミソです。
見えなくなりすぎるのも厄介なものです。見えないことは不安を生みます。暗闇が不安になるのは何も見えなくなってしまい、「そこに何かがあるかもしれない」と思ってしまうからです。

終わったタスク、今やっているタスク、これからやるタスクがある程度見えることによって、見えなくなりすぎる不安も生まれにくいです。
周りもある程度見えていながら、今まさに実行中のタスクに集中することができます。この効果は驚異的です。

さらに、せいぜい20個ほどのタスクの中でその時々に応じてタスクの順番などを入れ替えながらやりくりすれば、集中を保ったまま自分で自分のやることをきちんと制御できているような、自己効力感にもつながるでしょう。

TaskChute Cloud 2での設定方法

そんな画期的な機能が使えるアプリといえば、やはりTaskChute Cloud 2です。
ただいま日に日に進化していっているこのアプリにあなたも感動を覚えているのではないでしょうか。
TaskChute Cloud 2では、簡単に「現在セクションのみを表示させることができます。
以下の画像の通り、フィルター設定のボタンを押して「現在セクションのみ」のフィルター設定のプリセットを選択するだけで、一瞬で現在セクションに該当するタスクだけ表示させることができます。

この設定だとあくまでタスクごとのフィルタリングですが、以下のようにビューの設定から「アイテムがないグループを非表示」をオンにすることで、セクションごとの区切りも非表示となります。この設定によって、「今現在のセクションのみ」見えるようになります。これは好みが分かれるかもしれませんが、僕はこちらの設定の方が好きです。

さらに、この設定をビューを分けて設定しておけば、今日1日全体を見渡したいときも瞬時に切り替えられます。あまりにも便利すぎてもはや怖いです。

ビューという機能についての詳しい説明は、以下のありひとさんの記事を一読することをお勧めします。

TaskChute Cloud 2がいよいよ一般リリース!

僕は過去に、「ツールはタスクシュートの大きな一要素であり、他の要素であるメソッドやフィロソフィーと相互に影響しあう」といった記事を書きました。

その「ツール」がまさにどんどん進化していっています。本記事で紹介した「現在セクションのみの表示」が可能となったTaskChute Cloud 2はそのツールの究極だといっても過言ではありません。
そして、このツールの進化によってタスクシュートというメソッド、タスクシュート哲学も更新されていくでしょう。

もしあなたがまだTaskChute Cloud 2に触れられていなければ、ぜひこの新しいタスクシュートを体感してみてほしいです。

TaskChute Cloud 2は現在一部の人たちだけが利用できる状態ですが。。
なんと、いよいよ一般リリースされることが決定したようです…!それもなんと明日!

それに合わせてリリース記念Youtube LIVEも配信されるようです。記念すべきこの日に皆さんで以下に集まってTaskChute Cloud 2一般リリースをお祝いしましょう。明日8月16日の20:15からです。

新たなタスクシューターが各地で誕生していくでしょうから、僕もタスクシュート認定トレーナーとしてどんどんサポートしていきたいと一層意気込んでいます。

それでは、現在セクションのみの表示によって実現できる、四角く区切られた今の中での集中、ぜひ体感してみてくださいね。

もしもしかめよ かめりんでした。


本記事はタスクシュート協会メンバーが運営する「ユタカジン」への寄稿記事です。
ユタカジンとは「自分らしい時間的豊かさを追求する」をテーマとして、時間や習慣、タスクシュートなどなどにまつわるお話が連載されていくマガジンです。
明日以降も続々と「ユタカジン」に記事がアップされていきます。
ぜひ本マガジンをフォローして日々のささやかな楽しみにしてくださると嬉しいです。

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