![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141534278/rectangle_large_type_2_a2440062b8b9efe560f6fddd2896ab95.jpg?width=800)
蓮の花のようであれ「蜘蛛の糸」
大人になって読む
「蜘蛛の糸」は
歯がゆい感じがします。
お釈迦様の気まぐれ、
悪人は悪人と終わってしまう展開、
そもそも、なぜ蜘蛛の糸なのか...
極悪人カンダタから学ぶ
自己中はいけないよ
という教訓
と少しひねくれながら
読みすすめていたのですが
最後で素敵と思わされた部分に出会いました。
「しかし極楽の蓮池の蓮は、
少しもそんなことにはとんじゃくいたしません。」
蓮池の蓮はあかの他人のように
この騒動を見つめています。
困難なことが起きたときこそ
蓮池の蓮のように
俯瞰(ふかん)でものを見る事が
できたら
今の状況を整理できるかもしれない。
何か慌ただしい時ほど
心がじたばたしている時ほど
じっと観察することが大事じゃないか
と感じさせられます。
美しい蓮の花は
現代で自分らしく
生きるためのヒントです。
#芥川龍之介
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?