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濃霧のつつじ祭り

時は5/21日(日)。場所は函館、恵山。「昨日やっときゃよかったなぁ!」という声が聞こえる。
この悪天候じゃうなずかざるを得ない。
そんな中「恵山つつじ祭り」が始まろうとしていた。

そう、前日は本当にいい天気だったのに、当日はこれでもかというくらいの濃ゆい霧。どれぐらいだったかというと、

これである。

学校の火災訓練時に体験した充満する煙を再現したアレを思い出す。

前日に吹奏楽部の演奏が行われることを知り、それを楽しみにしていたのに天候により中止。正直な話、表彰式なんかより演奏が目当てだった。残念・・・。

それでも、だいたい席が埋まるぐらいの人は来ていた。
開催時間が近づくと地元の子供達、ステージパフォーマンスの演者さんなどで賑やかになっていった。
祭り会場の本部は恵山の麓にあり、少し離れた「なとわ恵山(道の駅)」ではフードトラックが集まっていた。

・・・演奏は残念だったけど、こういうお祭りに来たのはいつぶりだったかな。お昼ご飯は出店にしよう。とか考えながら表彰式が始まるまで出店のラインナップをチェックしたり、そこらにモリモリ咲いてるツツジを撮ったりして時間をつぶす。
ちなみに出店は地元のいちごスイーツ店だったり、おにぎり、おでん、焼き串系・・・珍しいと思ったのはチーズナンの出店があったことだ。

ツツジを撮ろうとフラフラしていたら、会場近くに廃神社を発見。天気がアレだけど、それならそれで「霧のなかの廃神社」で雰囲気のある写真が撮れる。良い被写体だ。引っ張られるように足を運ぶ。

正面からはそうは見えないけど、社の裏側は手すりが崩れ落ちてる
モリモリ緑💪

そして時間になり、表彰式へ。これ自体は特筆すべき点はない。終わるまでお昼ご飯のことを考えていた。副賞として5千円相当の海産物が入った箱をもらった。あとで中身を確認すると鮭の切り身、帆立貝柱(干)、明太子などなど。けっこうずっしりするぐらいの点数だった。

早々と式も終わり、出店へ。そこまでお腹が空いてなかったため、鮭おにぎりとおでん(大根と魚河岸揚げ)だけ購入し、プログラムにある「よさこい」の音頭を背に「なとわ恵山」へ移動。
フードトラックはステーキ、タピオカドリンクなど。

それ以上は特に買わず、そのまま車内でごはん。
意外にも魚河岸揚げが一番うまかった。そりゃ本格的なお店の味と比べれば、ちがってくるし、本来比べるものではないのかもしれない。
出店には出店の良さがあるのだから。

出店の「おいしい」はお祭りの雰囲気、非日常感ゆえのワクワクした感じが含まれた特別なものだと思う。
きっと、それぞれのメニュー、それぞれの思い入れがあって人々は味を楽しむのではないだろうか。

出汁が沁みた魚河岸揚げを頬張りながら考える1日だった。


ここまでありがとうございました。

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