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悲しげなる亀井の顔~え、亀は鳴くんだ「亀よ鳴けちいさき恋のせつなさに」

亀が鳴く、季語にあります。典拠となったのはこの歌ひとつですが。

亀井の亀形水盤の顔を見ると(上の明治末に設営した亀の噴水の方ではなく)、なんだか悲しげに見えます。亀が泣く、もあってもいいです。

南自筆

YouTubeで、亀 鳴く、と検索したら、いやはや、亀は盛大に鳴いています。


亀鳴けば花は歌姫春の宵(季語大盛)

二人して耳よせあえば亀も鳴く

はるかなる昔の亀のうたう国

亀よ鳴けちいさき愛を抱きしめて

ささやかな水の音とわに亀の背に

老いらくのこいとはじらい亀の鳴く

自作俳句でした

わが住む故郷大阪市にも亀はたくさんいます。その大阪市を廃止せよ、という無理矢理な住民投票を2度強いられ、2度とも否決しました。3度目をやると、まだいきまいている人がいます。いやいや、そのまえに万博カジノで大阪市は破産します。

大阪市を嘆き亀ぞ泣く

たそがれてゆく

ここは田舎なんだな

田舎社会の付和雷同に

誰も興味なんかないだろね

最古の歴史ある政令指定都市を廃止する

ローカルニュースですか

議論する価値もない田舎のはなし

むかし吉里吉里人という小説で

独立国ブームが起きた

蟹かに王国とか

全部なぜか王国だった

王様がニコニコと善政をほどこす

めでたい独裁者ばかり出現した

でもあの小説はグロテスクな内乱の話だった

村ほどの価値もない

田舎都市ですか

ああ

ふるさとのまちを廃止しましょうと

損得勘定メリットデメリットどんぶり勘定

ばかりで田舎はゆがみあう

みおつくしは朽ち果て

私たちの船は座礁する

すてきな季語があるのをお教えしましょう

亀が鳴く

かすかすぎて聞こえない

亀の悲しみを昔の人は歌にした

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