ナニワ摂津に集う太陽の女神たち
四天王寺ワッソ、のアカルヒメ。
四天王寺ワッソは、古代の朝鮮半島との交流を再現したお祭り。ワッソはわっしょい。ただし四天王寺さんは参加されていません。場所、難波宮遺跡。
大阪の太陽の女神は、アカルヒメ、です。
新羅の皇子アメノヒホコと結婚するも、うちはナニワの女やよって、あんたとはやってられへん、と里帰り。追っかけてきたアメノヒホコは袖にされ、未練で国にも帰れず、出石の神となる。
なんだか強気のアカルヒメは、大阪のおばちゃんになりました。
と、大阪の太陽の女神は、アカルヒメ。
宝塚の売布神社には、シタテルヒメとアメノワカヒコの夫婦神がおられます。アメノワカヒコは高天ヶ原のスパイだのにシタテルヒメにぞっこん。スパイ活動を放棄して暗殺されます。シタテルヒメは夫を殺された悲劇の、太陽の女神です。
売布神社の南には、広田大社。アマテラスの荒御魂が鎮座する。
三者三様の、太陽の女神が、大阪湾北岸に集結しておられます。
なんでやねん、と思うほど、明るい土地柄でして。しかし、その歴史的背景を整理して、古代太陽信仰の実態を解明するために、私の頭のなかは、いま大混乱に陥ってます。
そこに、神功皇后という、やたら強力な女神もからんでくる。
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