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失恋休暇があればいいのに。(恋愛エッセイ#23)

こんにちは。こんばんは。寒いときこそコタツで雪見だいふくが食べたくなるkamehiroshiです。


突然ですが、なんで結婚休暇とか出産休暇はあるのに失恋休暇はないんだろうと思ったことってないですか?


ぼくは数年前に彼女にフラれたとき、気が骨の中からも抜けて、全然仕事に身が入らなくて、あったらいいなーと思ったダメ社会人の一人です。


『社会人だろ!なーに甘っちょろいこと言ってんだあああ!』

と隣の席の怖い上司に怒られそうですが、


ツライものはツラい!!!!!

だから休ませてくれえええーーーー!!


ということで、勝手に失恋理由によって日数が変わる失恋休暇制度を考えてみました。


●好きな人に告白してフラれる。
→休暇日数1日

恋愛活動で1番スタンダードなフラれた場合です。
1回くらいフラれたくらいで、きっとそんなに休めはしません。1日休んで美味しいものでも食べて、また想いを伝える作戦を考えましょう。



●『好きな人できた。』と恋人に言われフラれる。
→休暇日数5日

やはり彼氏彼女に他に好きな人ができてフラれるのはツラすぎます。

『なんで私じゃ、なんで俺じゃダメなんだろう。』
『なんで他の人を好きになるまで、気づかなかったんだろう。』
そんな自問自答を休暇中に幾度となくするはずです。

5日じゃこの好きなままの気持ちをどうすることもできません。泣いて泣いて、友だちに話を聞いてもらいましょう。5日もあればきっと友だちの都合もどこかしらつけてくれるのではないでしょうか。

ちなみに平日を失恋休暇でうめて、土日と合わせて1週間休むのが一般的です。



●『一緒にいても楽しくない。(一緒にいても成長できない。)』と言われフラれる。
→休暇日数7日

好きな人ができたという理由よりも、原因が自分にあって、でもその原因が手にとって分からないこのフラれ方は、思った以上にダメージが大きいです。

自分の全てに原因があるように思えて、全ての行動が悪いと思ってしまいそうです。
一緒に笑い合って、好きだよって言いながら抱き合った日々があってのこのフラれ方は、どこにもやりきれない気持ちをもっていけません。

7日失恋休暇を取って、前半は悲しみ、後半は自分は悪くないという想いを携えて、旅行に行くのもよいかもしれません。


ちなみに僕はこれに近いような理由でフラれ、1週間アメリカへ傷心旅行へ行きました。(リアルガチ!!)

『3日有給休暇をセットにしてちょっと遠く行ってこいよ!』と向かいの席のイケメン先輩が言ってくれるかもしれません。



●『ごめん、俺(わたし)別の人と結婚するわ。』と言われフラれる。
→休暇日数20日

はい、とってもヘビーなやつきました。
なんと好きな彼、彼女に別の相手がいました。
しかもなんと、その相手と結婚するそうです。

冗談じゃありません。それにわけがわかりません

自問自答のみならず、とてつもない喪失感、そして沸々と相手への怒りも込み上げてくるかもしれません。こんなとき仕事なんて手につくわけありません。人によっては寝込むレベルです。

休んでとことん相手と話し合いの場をもつ、とことん泣く、旅行に行く、映画を観る、ジムに入会する、酒に走る。
さまざまなことに時間を使っても、相手を失った喪失感をうめることはなかなかできないかもしれません。

でも休んで、気持ちを整えるきっかけにこのおやすみは使えるのではないかと思います。
この20日を使って、現実を少しでも理解できたとき、相手としっかり向き合えるときがくるのかもしれません。



●『やっぱり付き合えない。』と相手をふる。
→休暇日数1日

なにもフラれるだけが失恋ではありません
ちょっとした気の迷いで付き合えないと思って相手をふってしまうこともあるでしょう。

そんなときは1日休んで、自分の気持ちを確認するのも悪くないかもしれません。

もしもう一度やり直したいと思ったら、休み明けに想いを伝えましょう。

申請方法は、
『先輩!やっぱり俺あいつを他のやつのものにされたくないっす!!』
です。

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失恋したときは、何かしている方が相手のことを考えないで済むし、気が紛れるという人も多いと思います。

そういう人はバリバリ働いて、相手に変わった自分が見せられる日が来るのを願って、新しい力をつけていくのが絶対よいと思います。

数日休んだだけじゃ、失恋で得た喪失感や虚無感はなくなりません。

失恋休暇はそんな


『空っぽな感情』と向き合い、乗り越えるきっかけ作りにあてられる休暇


になるのかもしれません。


失恋休暇制度の導入検討中の会社さんがございましたら、一緒に制度設計させてください!笑

ご連絡お待ちしております( ´ ▽ ` )ノ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


かめがや ひろしです。いつも読んでいただきありがとうございます。いただいたサポートは、インプットのための小説やうどん、noteを書くときのコーヒーと甘いものにたいせつに使わせていただきます。