見出し画像

詩の創造シリーズNo.4「パラボラ・アンテナ」~自由律の源より~

よく考えてみればいつも無機物と向き合っている

下り坂なのに何故のぼる

君はシュールな猫だね

センサーや電波はきっと繊細

そばの日という記念日は何かの宣伝か

野生動物のようにその場を去った

あの人は一体誰だったんだろう

ミニーマウスの置物にスポットライトが当たってゐる

アロマの香りで目が歌舞伎のように

虫が友達ではない君と秋の夕暮れ

この記事が参加している募集