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こどもクラシックday

先日の日曜日、小山市立文化センター主催で「こどもクラシックday~オーケストラに入っちゃおう!」が開催された。
内容はタイトル通りで特別な事はしていないのだが、多分県内では初めてに近い試みだったのではと思う。


演奏会の後半で、美しき青きドナウ、ラデツキー行進曲、威風堂々を一緒に演奏。
前日の土曜日に顔合わせ+合わせというスケジュール。
演奏体験参加者を募集はしたものの、何人の子ども達が参加してくれるのかも未知数だったし、一緒に曲を演奏してどうなるのかも未知数。
かなり直前まで、どきどき。
蓋を開けてみると、23人の参加者。
楽器は弦楽器、管楽器、打楽器、年齢も6才から18才までと幅広く集まってくれた。

オーケストラを体験した事がない子ども達がほとんどなので、1日目はきっと何がなんだか分からないで終わってしまったかもしれない。
数年前に、以前教えていた高校生が話してくれたのだが、自分が休み中小節を数えるのが慣れないと難しいらしい。
確かに、ソロの場合は10小節お休みなどなかなかないから、仕方がないのかも。
初めてで緊張もしていただろうし、かなり疲れたのではないかなと思われる子ども達もちらほら。
ところが、2日目のゲネプロでは随分と変化が。
子ども達の吸収力に驚き。
間違える事を怖がらずに楽しんで演奏して欲しいと思っていたので、ちょっと嬉しかった。

コンサート前半では、7人の子ども達が運命で指揮者体験。
ハプニングあり、笑いあり。
私達オーケストラメンバーも、とても楽しかった。

今回のコンサートは4歳から入場可だったので、ほとんどが親子連れのお客様。
一緒に歌っている子どもや踊っている子どももあちこちに。
楽しんでもらえたと思う。

私がオーケストラを初めて体験したのは中学1年生。
指揮者が大友直人さん(まだお兄さんという感じだった)、山本直純さん。
今思うと、なんて贅沢なのだろうと驚いてしまう。
このジュニアオーケストラは現在も活動をしている。
プログラムがハイドンの交響曲、シュトラウスの英雄の生涯、あともう1曲何だったかこちらは忘れてしまった。
親元を離れて合宿後演奏会という流れだったので、大学生や高校生の人達が遊んでくれたり教えてくれたり、本当に楽しかった。
人と一緒に1つの曲を演奏する楽しみを知ったのは、この時だろうと今では思う。
3年後高校に入学すると、大学にこの時の高校生が数人在学しており、お互いにおぉ!となったのも良い思い出だ。

小さな子どもが楽しい時は、勝手に自作した歌や曲を歌っている事が多い。
それが自然なのだろう。
そのまま音楽を楽しんで欲しいといつも思っているので、今回のような企画は大賛成。
しかし、予算を含め企画するのは大変なのだろうとは想像がつく。
またどこかでこのような企画があれば嬉しいのだが、どうだろう。

来週は、市内の小学校でヴァイオリンの授業。
この活動も今年で10年目。
さて、曲は何にしようかな。




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