美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 29  青森県八戸市ままや

日本全国出張をしていると、その町で落ち着いて飲みたい、食べたいと思うようになる。地元の人達と賑やかに飲むのもいいけれど、たまには一人でゆっくりとしたくなる。

何度も訪れる街では、そういう店を探すことになる。
八戸の中心街 八戸の屋台村「みろく横丁」に隣接している商業ビル「いわとくパルコ」の二階にある ままや はそんな店の一つ。

小さな店でカウンターと揚座敷がいっぱいになっても15名が限界という店。
ままやにはメニューがない。大皿料理が数種類ならんでいるが、基本は ままやの女将さんがお客さんと話しながらメニューを決めていく。お腹空いている?今日は魚どう?イカ刺し有るけど食べる?寒くなってきたからおでんあるよ。てなかんじ。
 
一人で飲むときは2つのパターンが有り、他の店で会食を済ませて、ホテルに戻る前にちょっと飲みたいと思うとき。そんなときは数品つまみで食べられるものをおかみさんに相談して決める。少しずつでいいからお願いと。
 
もう一つが、夜に八戸到着、新幹線では駅弁を我慢。仕事は翌日早朝からなので、とりあえず夕飯食べて一杯飲んでホテルで寝るだけ。この場合はつまみを食べたあとに、しっかりと食事を食べる。大抵パスタかオムライス、焼き飯で〆る。どちらにしてもその日手に入った海の食材を入れてこしらえてくれる。ホヤとかホッキ貝を刻んで入れてみたり。名前のない料理が出来上がる。
これがやたらと美味しい。
絶品。
再現性は無いメニューなので一期一会の食事。
 
どんなときでも ままやに行けば、ホッとする。
そんなお店。
 

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年間100日を日本各地に出向いて、地域の課題解決の相談にのっていた亀田武嗣(デジタルメディア研究所・主任研究員)による、足で探し、人と交流…

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