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2020年11月1日 中村憲剛が選手引退の発表をした。正直、横断幕とゲーフラとチャントで送り出したかったぞ、ケンゴ。

2020年11月1日
中村憲剛が選手引退の発表をした。
突然だった気もするが、ついにこの日が来たかと言う気も正直している。
川崎フロンターレから、前日の試合前に公式記者会見があると発表があったが、その試合でケンゴは先発スタメンで出場し、決勝点となるゴールを決めている。
しかも自身40歳の誕生日で、場所がホーム等々力スタジアムと出来過ぎだろう。
漫画のネームなら編集者にさえ「漫画みたいな展開ですね。」と言われそうだし、ドラマのシナリオならディレクターに書き直しを要求されそうだ。

会見の冒頭でケンゴは選手を引退と言わず、川崎フロンターレを引退すると言っているのも象徴的だし、YouTubeのアーカイブでも、冒頭の数分は座るクラブマスコットがソワソワしているだけが映っているだけと言うのもフロンターレらしい。もっと言ってしまえば、YouTubeではクラブが作成した映像が流れていた間、LINEライブでは待っているケンゴを尻目に、クラブスタッフがテーブルを片付けていたりいているのをママ流していた。どこか笑える処がフロンターレと言うチームだと思う。

でも、こうして書いている自分は今でこそ笑っているが、発表があった15時以降は頭の中が混乱をしまくっていた。ちなみに今は23時である。
風呂サポとして、色々な選手の引退、移籍を経験してきたので免疫は出来ているつもりだった。でも、やっぱり、中村憲剛選手引退の知らせは、涙なくして聞く事は出来なかった。特にマスコットのふろん太が語ったように制作されたクラブからのビデオレーターは、今日何度も観て、何度も泣いた。
そして、今また、記者会見の模様をきちんと見直している。
やっと、きちんと観て、ケンゴの表情を知ることができた。
ほっとして、笑っていた。

今年、フロンターレの若手の活躍は素晴らしい。
だから、この先も川崎フロンターレは勝ち続けてくれるだろう。
きっとケンゴは残りの試合も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるだろう。
クラブも引退のセレモニーを企画しているかもしれない。
そして、商魂逞しく色々なグッズを販売してくるだろう。

等々力でのリーグ戦は残り4試合。
等々力を満員にすることを願い、またそのプレーで本当に等々力を満員にした選手が、2020年という観客が密集する事を許されない年に引退するのは残念でしかない。
正直、横断幕とゲーフラとチャントで送り出したかったぞ、ケンゴ。




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