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『14』をつけた魔法使い#17

攻撃、点を取って勝つ事。
守備、得点機会を防ぐ事。
しっかり守って、得点を多く取れば勝つ事ができる。
「川崎F」は段々強いチームになっていきました。
でも、いつも勝てるわけではありません。

Jリーグのチームは、
リーグ戦というホームとアウェーで一年間戦うリーグ戦、
トーナメントでプロもアマチュも戦うカップ戦、
Jリーグのチームでトーナメント戦を争うJリーグカップ戦、
を戦っていました。

この中で、Jリーグカップは、
お菓子を作っている会社がスポンサーになっていたので、
『お菓子カップ』と呼ばれていました。
スポンサーというのは、お金を出して助けてくれる人たちの事です。

その年、川崎Fは強かったので、
『お菓子カップ』で決勝にまで進みました。
たくさんの点を取って勝ち続けるので、
みんなも自分たちも『川崎F』が優勝すると思っていました。

決勝のスタジアムは、いつもとは違う大きな所でした。
ケンゴは大きな大会での決勝は初めてでした。
両方のチームは、
自分たちのチームカラーでスタンドを染めました。
大きな旗がはためき、太鼓が鳴って、
人々の声が響き渡っていました。
試合が始まる前にはセレモニーも行われました。

キックオフ。
ケンゴは得点をするため、
勝利を目指して、走りました。

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