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『14』をつけた魔法使い#19

サッカー選手は自分のチームで戦っていますが、
上手い選手や強い選手を集めて作る、
『日本代表』に選ばれる事もあります。
新しく日本代表監督になった「オシム」は、
ケンゴを代表に招集しました。
招集というは呼ぶ事です。

オシムが監督になる前、
日本代表は「ブラジル人」の監督が務めていました。
その監督は選手の時は、Jリーグでも戦っていましたが、
「ブラジル」では代表選手にも選ばれる、
『サッカーの神様』と呼ばれている人でした。
「サッカーの神様」は色々なチームから、
とても上手い魔法使いたちを呼んでチームを作りました。
そのチームは世界のサッカー代表が集まって試合をする、
ワールドカップにも出場していました。

「ニッポン」の人たちが期待した「日本代表」でしたが、
結局、勝つ事が出来ずに大会を後にしました。
その後に監督になったのが「オシム」でした。

オシムは、面白い、不思議な話をする人でもありました。
「水を飲みたければ、水を配る人だけ集めても水を飲むことは出来ない」
「水をくむ人、水を運ぶ人、水を配る人、それぞれがいて水が飲める」
それはゴールを水に、役割を持った人たちをチームに例えたのでした。

だから、ケンゴはちょっと緊張して、代表チームに合流しました。
そんなケンゴに、オシムは言いました。
「君のプレーはいつも見て知っている。
まぁ、だから呼んだのだが。
川崎Fでやるのと同じプレーを代表でもしてくれればいい。」

ケンゴはオシムに聞きたい事がありました。
だから、質問も沢山しました。
オシムからケンゴは、色々な事を教えてもらいました。



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