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『14』をつけた魔法使い#21

日本代表の監督オカダは、
ニッポンが勝つためにずっと考えていました。
相手のチームの事、自分のチームの事。
そして、連れて行ったメンバーを入れ替えて練習をしました。

その中で、エイジはゴールキーパーとして、
先発で使われる事になりました。
エイジは川崎FのGKで、ケンゴのチームメイトです。
ケンゴはエイジが先発で出場する事を喜びましたが、
自分が先発、レギュラーでない事に気が付いていました。
でも、チームを支えるために働きました。
ケンゴだけではありません。
ワールドカップに出るために予選を戦った仲間たちは、
みんなチームのために、練習相手や荷物を運ぶのを手伝いました。
その中には、ケンゴよりも長く代表のチームで戦ってきた人も、
沢山いましたが、みんなチームが勝てるように働いたのです。

ただ、ケンゴは考えていました。
いつか出番がやってくる。
その時のために、いつでも試合に出れる準備をしないと。

そして、出番はやって来ました。

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