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2020年。世界は突然に、静かに、だが確実に変わってしまう事が分かってしまったが、純粋にスポーツを行う若者の笑顔を見られる未来は無事であって欲しいものだ。

全国高校サッカー決勝戦。
男子より日程的に先に進んでいた女子の決勝が、前日に行われていたのだが、報じたメディアは相変わらず少なかった。
扱いが小さいからと言って、内容に差があるわけではない。
ただし、今年に限って言えば、男子の決勝が、試合展開として分かり易いくらいに面白かったので、霞んでしまっても仕方はないと思う。
それは、同日に行われていた大学ラグビーの決勝さえも報道に影響するくらいだったので、どうしようもない。

男子が関東で行われていたのに対し、女子は関西で試合が行われていたこともあって、学校関係者は応援席に入ることを許されていた。
そして、静かに声を出すこともなく、拍手だけの応援をしていたのが印象的だった。
男子のそれと比べると、とても「ひたむき」な気がする。
応援だけでなく、プレーなどもひたむきで、打算など一切感じられず、ひと昔前の、高校サッカーや高校野球を観ていて感じられた感覚に近い。
今の男子サッカーや高校野球にひたむきさがないとは言わないが、なぜだろう、何処と無く、大人のお金の匂いのようなものを感じてしまうのだ。

ただ、目の前のボールを追いかける行為は、時として人の心を動かす。
以前、サッカー協会のお偉いさんをやっていた川淵三郎氏のインタビューを見たことがあった。
北京オリンピックで現地にいた川淵は、付き合いで観た女子チームのプレーを観て、いたく感激し、思わずロッカールームまで押しかけ、試合に勝ったらボーナスを出すと公言したのだ。
結果、その試合で日本は勝ち、彼女たちはボーナスを手にするが、その金は協会の予算には当然ないものだったので、川淵のポケットマネーで支払われたらしい。川淵はその事を機に、サッカー協会における女子チームの扱いを知るに至り、翌年からは女子に対する予算を大幅に増やしたそうだ。

お金がすべてを解決するわけだではないが、何かを始める時、何かをなし遂げ用途する時に、情熱と資金は必要になる。
最近はクラウドファウンディングなども活発だが、夢を語るにも収入は必要だ。
最近は夢を追いかける事や、やりたい事だけをして生きていきたいとYouTuberを目指す人も多いらしいが、ご飯を食べたり、住むところを確保したりと、そういった生活するための収入=インカムについて語られる事が少ない気がする。

また、書いているうちに違う方面に話がズレてしまった。
話しを戻すと、
2020年。世界は突然に、静かに、だが確実に変わってしまう事が分かってしまったが、純粋にスポーツを行う若者の笑顔を見られる未来は無事であって欲しいものだ。

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