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シャニアニネタバレ感想 #5

どうも、かめちゃんと申します🐢

今回は、シャニアニ2nd season第2章を観に行ってきたので、その感想投稿です。

ムビチケがまだ余ってるので、追シャニアニすると思うので更新あるかもですが、速報的に書いてみようと思いま〜す。

⚠️ネタバレしかありませんので、注意⚠️


はじめに

今回、私は2日目に劇場で作品に触れたわけですが、すごく良かったと思うことと、反面に後悔がありました。

それは、コミュを読んでいなかったことです。

私はコミュをほとんど読みません。
理由はここには記載しませんが、とにかく読んでいません。
だから、自分のことをすごく浅いPだなと思うし、他の人からすれば「ファンであってPではない」という意見をぶつけられるかもしれません。

が、故に。
今回の2章で出会った数々は新鮮に映ったというのはすごく良かったように思います。
原作厨にならずに、新しいものとして受け入れられたこと(各コミュの内容を全く知らないわけでは無かったので、そこは流石にわかりましたが)は、不満も持たずに見れました。

一方で、やはり後悔はあって。
背景を知っていることで、その上に乗ってくる様々に繊細に気をつけられたのかもしれないということでした。
実際、1章のストレイ回では読んだことのあるコミュからの引用だったのでそうした感情を持つことができました。

だから、遅ればせながら。
真摯に向き合うために、少なくとも該当コミュだけでも読んでみようと思いました。

今回のnoteはそれよりも前、新鮮な気持ちで受け止めた2章の感想です。
ご容赦いただきたい。


5話

冒頭、幼少期透からのアップ円香。
4話で合流が示唆されていた4人が既に加入した状態で話が始まりました。

てんてんてててん。
動きのついた4人の距離感、浅倉透という存在が特別に見えるほど、やはり眩い。
小糸との対比というか、その視点で描かれるとより透の自然体な存在感が印象づきました。

リアリスト、という表現が妥当かはわかりませんが、円香と小糸は出来事に不安や懐疑という感情が見えやすいのに対して。
透と雛菜はよく言えば、大らかに自然体に受け止めている。言い方を変えれば、楽観的ともとれるような反応を示しやすかったですね(芸能界という荒波にはこれくらいの精神が大事なのかもしれません)。

海、という表現が多用されます。
船頭は浅倉透。4人の関係性が見て取れるコマが多くありました。任せる、乗っかる、ついていく、それぞれの細かなスタンスの違いみたいなものがあったんではないかなと。


デビューはとある番組。
打ち合わせやリハ段階で、当初の予定とは異なる進行となっていることが判明しました。
口パクでのライブ。アイドルのファンをしていた自分にとって、それが特別なわけではなく、よくあることというのはわかります。が、やはり当事者からしてそこへの葛藤はあっても不自然ではないのもまた事実で。

番組本番がスタート。透を軸にしたトークが展開されます。透もちゃんとノクチルとして応じようとしますが、司会の思惑とのズレ(ノクチル視点ではかなり悪辣な)がヤキモキします。
嫌悪感を面には出さずともうかがえる、微妙な反応が細かい。

そしてライブが始まります。「いつだって僕らは」。4人のデビュー曲です。
既にシャニソンで実装されているので、動いている4人の披露は初めてではないのですが、明らかに違う点。それは歌わないノクチルであること。
透を発端に円香、雛菜が続きます。小糸は頑張ってる。完全に放送事故。透が歌う蛍の歌が映像で見るとバッチリハマる。

番組終了後のSNSの反応は散々ですね。
でもまぁ個人的には賞賛もありそうだなとは思いますけどね、最高にロックじゃないですか。
まぁでもデビューで尖るのは印象良くないのかもですね。ましてやアイドルですし。

ここからノクチルはどこを目指すのか。5話は明確な答えを示す前に話を終えました。


6話

5話のノクチル放送事故とでもいうか、事件を経ての種蒔き回、という認識です。

ストレイライトのライブ時のような各ユニットの反応は描かれなかったものの、裏方3人の反応というか動きがありました。

各ユニットは5話というよりは、4話を経ての活動の広がりを拾いつつ、アルバムに向けてユニット単位で「どうなりたいか」というアイドルアイデンティティを省みる様子が描かれました。

3話では混合ユニットだったので、今回は原点に立ち帰っての所属ユニットとしてどういう姿を思い描くかに焦点が当たっている感じですね。
1st seasonでもそうした姿は描かれていたのですが、色々な経験を経て少し成長した各ユニットの姿にも映ります。

ストレイとノクチルは加入直後ということで、ユニットとしてどうありたいかのビジョンは他とはまた見え方が違いそう。

ストレイは戦略的な冬優子のビジョンがある程度前面に。そこで、あさひはダンス、愛依はミステリアスに磨きをかけるようにとのこと。後者は1章で描かれなかった側面への言及なので、否が応にもこの後の展開を考えてしまいますね...??

対するノクチルは、最もビジョンが不透明。何せ、先の放送事故の後というのもあるし、アイドルとしてのモチベーションが最初から高いわけではない(≠低い)。

そして、とおまの。屋上へのスムーズな移行からして、初めての邂逅ではないな?運営はとおまの好きすぎる。
1章ではあさひと真乃で、投げかけられる側だった真乃が、透とは受け止めて自分なりの意見が発言されているような印象を受けます。

どんなアイドルになりたいか、アイドルとはなんぞや。この先の展開にそれぞれの答えがあるのでしょうか。


7話

アンティーカお当番回でした。
1期のW.I.N.G後から描かれていたアンティーカ個々の仕事の活躍。そして、咲耶。

そう、この展開はアンティーカ感謝祭というやつですね。
最初にも述べたように、私はコミュをはっきりと読んではいないものの、展開は知っているというタイプでした。

アンティーカはソロだったりの活動が多く、ユニット単位での活動ができていません。アンティーカの評判は業界内でも高く、5話でもその名前が挙がっていましたね。
ただ、当事者たちとして、特にこのエピソードにおける白瀬咲耶の心境は複雑なもののようです。

時折、咲耶の幼少期の回想が挟み込まれます。
5話の透もですが、幼少期ビジュアルがあるのはアツい。アニメならでは感。
咲耶の家族関係はSTEPや、最近だと大富豪で解放されるプロフィールにも記載がありますが、やはり複雑ですね...咲耶は求められるように振る舞うというか、非常に優等生的な立ち振る舞いをして悲しませないようにということが多いのですが、そこに悲哀が感じ取れるのですよね。

Pや三峰はそうした咲耶の変化に気付いていました。
三峰は仕事のタイミングで咲耶にアクションを仕掛け、反応を伺うものの、咲耶はやはり自分の本心を曝け出しはしません。
ただ、Pにはその寂しさを吐露しました。三峰と入れ替わりで現場にやってきた摩美々はそれを耳にするんですよね。摩美々の表情。

その後、5人での仕事。
恋鐘・摩美々・霧子は先に現地で撮影。咲耶と三峰が後から合流する形。
現地最寄りに到着するも、まだ迎えは来ていない。咲耶の提案で海辺に向かう2人。

夕焼けの海辺、咲耶は三峰を思ってゆっくり過ごすように声をかけます。が、三峰はそれを聴き、自分を置いた発言ばかりする咲耶に本音を話してほしいと訴える。
狼狽える咲耶。恋鐘らも合流します。摩美々から先のPとの会話を聞いた2人も咲耶に想いをぶつけていきます。

5人全員が表現は違えどアンティーカが帰る場所、大事な場所だと捉えている。
涙が溢れました。みんなアンティーカが大好きなんだ。咲耶の帰る場所、咲耶を迎え入れてくれる場所がそこにあったんです。
恋鐘が手を広げます。胸に飛び込む咲耶。5人の抱擁。映画館で啜り泣く声が聞こえました。良かったね、咲耶...

恋鐘の母性も良かった。摩美々もあんな感じだけどしっかり愛を感じたし。霧子もあそこで自分から愛を伝えてるんだ。そして三峰が居たからこそ、咲耶は自分の想いを受け止めてくれる存在に気付くことができた。だから5人でアンティーカなんですよね。

そして新曲。夕陽に向かって並ぶ5人とこの楽曲聴いたらまた涙が溢れてきました。いかんいかん。あともう1話あるんだ。


8話

アルストロメリアお当番回。
アルストもまた、ユニットとしての岐路に立つ回でした。

雑誌アプリコットのオーディションに挑むことになった甘奈。それを応援する形の甜花と千雪ですが、千雪には何か思う節がありそうな。1st seasonから匂わされていたアプリコット、薄桃色にこんがらがってです。

この8話では、3人が三者三様の想いを絡ませながら、話が進みます。

当初、甘奈は不安はありつつも純粋にオーディションに挑む意気込みを持って、それを応援する2人の構図でした。練習の中で、厳しい意見を言ってほしいという甘奈に千雪が提案した「反対ごっこ」。つまり思っていることの裏返しの言葉をかけるというものでしたね。

千雪はアプリコットに特別な感情を抱いていました。1st seasonでも描かれていましたものね。
甘奈を応援する気持ちがないわけではないものの、純粋に応援できない自分がいる。ユニット内において、2人よりも年長者である千雪にとってこの現実はかなり重いものだったのではないでしょうか。関係がない2人ならともかく、ここまで関係を深めた相手だからこそ。アルストロメリアとしての千雪と、1人の女性であった桑山千雪。その葛藤。

甘奈と甜花は千雪の変化に気付きます。
そして、ここから3人の歯車が少しずつ噛み合わなくなる。

甘奈と千雪は互いに意識し合ってしまうが故にギクシャクするのですが、甜花もまたその2人に対して何もできない無力感に苛まれます。

河川敷で涙する千雪。感情が、漏れ出していきます。

そして大崎邸へ。2人に自分の想いを伝え、自分もオーディションを受けることにしたと。

甘奈は揺れます。
甘奈も優しい子だから。千雪の想いを聴いた今、モチベーションを維持することは難しい。甘奈は若い。小さな体にかかる重圧は相当なものだったことでしょう。胃に穴が開く想いとはこのことです。

そして甘奈は辞退を決意します。
が、Pから伝えられたのは、先方が甘奈に決定したという事実。オーディション前の決定。つまりヤラセ、です。
互いに相手に譲ろうとする2人。嘘ではないものの、本心では語り合えていない2人。

帰り道。それぞれの心境はかなり重いものだったことでしょう。
河川敷。3人の邂逅。
声にならない声で頑張ってみますが、ままならない。

反対ごっこ」。
そう、これは反対。そう言って千雪は想いを声にします。それは大人としての千雪ではなく、1人の桑山千雪としての本当の想いでした。

それを聴いた甜花が呼応します。甜花もまた、ユニット内のギクシャクに悩んでいた1人。そうだよな、甜花はお姉ちゃんなんだ。

甘奈も応じます。

もう、どうしようもなく涙がこぼれました。
7話で泣いたのに。もうどうしようもなくて。
誰も悪くない。残酷なんだ、アイドルって。
みんなアルストロメリアを大事に思っている。だけど、自分自身の想いに蓋をしてしまうのがユニットの存在というのは寂しい。それを感情をあんなに出して叫ぶ3人の姿は迫真で、尊くて、胸にくるものがありました。

反対ごっこを終えた3人は肩を寄せます。
アルストロメリアはまたここから歩き出すのでした。


感想

2章は5.7.8話がenzaコミュをなぞりながらの展開ということで、完成度が高く、特に7.8話は名コミュと言われるだけあって凝縮されてもすごく心を揺さぶるものでした。

2nd seasonを通してのテーマである、アイドルアイデンティティを描く上で個人をそれぞれ描写するのは尺的に難しいものの、ユニット単位で描くことでテンポ良く描写。
原作を読めていない私からすれば、映像として見れたことですごく新鮮さと内容がはっきりと入ってきた印象でした。

アイドルのドアップなど、可愛いなぁというポイントもあった他、
先の審査員や、感謝祭のアイデアノートなどの小ネタもあり、ふふってなりました。

3章では、愛依に焦点が当たるであろう話数(恐らく、The Straylight)と、放クラも智代子に焦点が当たりそうです。スマホ画面わざわざ映して匂わせてましたからね。
ストレイと放クラ回やるとして、イルミネとノクチルはあるんですかね、アルバム引っ提げての全国ツアーの話もありますからね。期待です。

というか、プリズムフレアよすぎる。はよほしい。


で、ここからネガティブというかツッコミポイントも一応書いときます(見たくない方はぜひ自衛してください)。

まずは、6話のストレイの仕事シーン。スタジオで冬優子があさひに指をさして何か言っているシーンがありましたが、あれは迂闊なような気がしました..

というか6話が種蒔き回であった以上に特に大きな何かを見出せなかったんですよね。
会話が抽象的で間接的すぎる。発言の意図を掴むのがムズイ。シャニマスっぽいといえばそうなんですけど、咀嚼する時間がない分、ぽかんとなるところが多かった。

あと、やはり6話の構成は2nd season内でも3話でやったのをユニットでやってる感じで、
1st seasonでも何回かやったような展開なのでどうしても新鮮味に欠けるんですよね。
そこに先述の抽象的な会話という要素があるので、この話単体で実質的な意味合いが見出しづらいということになっていました。


あと、これはもう個人の苦言ですが、ネタバレ投稿が多すぎる!!
ネタバレタグがバラバラなのと、ネタバレじゃないだろうという判断が緩い場合があるなどで事前に知りたくなかったなぁという情報が入ってきてしまったのは個人的にすごく残念でした。

前者については、公式側の問題かなと思うのですが、#シャニアニ2ndネタバレ感想 というのが公式の推奨ハッシュタグですが、1stと違うというのと長いので文言が足りないなどでミュート貫通してくる場合がありました。

後者については、#シャニアニ2nd などで普通に天塵や薄桃色などのコミュ名を言ったり、
具体的な話数やアイドルを挙げて「泣いた」などという発言があったりして。
泣くのは全然良いんです、僕も泣いたので。でも当該話数になった時に、チラついてノイズになるんですよね。あぁ、ここから迫真の演技になるんだってメタ的になってしまう。どうせなら純粋な自分のまま浴びたかった。
自衛しろと言われたらそこまでだけど、お互いにできれば良かったよねという話でした。




と、まぁ、色々書いたわけですが総合してめっちゃ満足感は高い2章でした。

だからこそ、やっぱり原典も知っておきたい。
誰に勧められたからではなく、自分の意欲として読んでみたい。
とりあえず、天塵とアンティーカ感謝祭、薄桃色を読んでいきます。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました!

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