僕は一人称に「先生」を使う

よく学校教育あるあるのネタで、自分のことを先生と呼ぶべきか否か、という論争がある。

反対派の意見は、自分のことを先生と呼ぶのは偉そうだから、ということだと思う。

確かに自分に敬称を使う職業はなかなかない気がする。中には電話対応のときに、〇〇先生と相談しますね、と同僚に敬称を使う人もいる。だから教師は世間知らずと呼ばれるのだろう。

僕はそれでも自分のことを先生という。これは暗殺教室という漫画の影響が大きい。

しかし、改めて何故自分のことを先生と呼ぶのかを考えてみると、生徒の前では先生というキャラクターを守りたいのだと思う。

教師であることのアドバンテージや免罪符、そして制約を受けながら学校で仕事をしている。

今日も「先生」というキャラクターを背負ながら、演じながら教壇に立つ。それを思い出すためにも自分のことを先生と呼ぶのだと思う。

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