しょうゆ先生としん先生

日清カップラーメンのしょうゆ味みたいな先生がいる。（以下、しょうゆ先生）

しょうゆ先生の授業は分かりやすいで有名だ。生徒はその授業を面白いと言う。生徒の話をじっくりと聞く。生徒が困っているとき、相談されることが多い。大きな声で笑う。いつも生徒に囲まれている。ユーモアがあって、爽やかである。生徒は面白くて、優しい先生だと言う。

しょうゆ先生は自己主張をあまりせず、周りの空気を読むのがうまい。他の先生からの信頼が厚い。要領がよく、余裕を持って仕事に取り組む。重要なポジションを与えられる。協調性が高く、率先して動く。いい後輩だと可愛がられる。

農心辛ラーメンみたいな先生がいる。（以下、しん先生）

しん先生の授業は専門的でマニアックだ。一部に熱狂的な生徒がいるが、嫌っている生徒もいる。生徒に自分が正しいと思うアドバイスをする。よく煙たがられている。斜に構えている。何を考えてるかよくわからないと言われる。皮肉やブラックジョークが好き。性格が悪いと言われる。

しん先生は自己主張が強く、思ったことをすぐ口にする。敵を作りやすい。仕事の優先順位の付け方が下手で、よく居残りで仕事をしている。変に専門性の高い分掌が与えられる。個人プレーが多く、人に頼るのが苦手。生意気な若手と言われる。

しょうゆ先生はしん先生のことを、自分の好きなことばっかりやっていると嫉妬する。でも、ちょっと尊敬できるところもあると思っている。

しん先生はしょうゆ先生のことを自分がなくて、教員としての情熱もないと見下している。でも、自分もしょうゆ先生みたいになりたいと、たまに思っている。