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行動経済学の逆襲 要約①

「行動経済学の逆襲」という本の要約を書き溜めていきます。

8部33章構成になっているので、1章ずつまとめていけたらと思います。
本記事は、記念すべき第1回目の投稿です。


第1章 経済学にとって無関係なこと

【全体の要約】
従来の経済理論では、実際の人間(ヒューマン)の行動を記述するのに不十分である。経済理論で無視されている要因(SIF)に目を向けた学問が『行動経済学』だ。

①2つの人間像
・ホモサピエンス(ヒューマン):現実の人間
・ホモエコノミカス(エコン):経済モデルで設定されている、架空の人間

②従来の経済理論の「前提」
・最適化:「合理的期待」に基づいた最適な行動の選択をする
・均衡:競争市場では、需要と供給が均衡するように調整される

③上記の「前提」の問題点
私たちはスーパーに行ったとき、商品の無数の組み合わせの中から最適化していないはず。
→このように、ヒューマンはエコンと違う行動をする
→ヒューマンの存在を認めて、理論に組み込むべき。
 エコンの経済モデルでは無関係とされている要因(SIF)に目を向ける。
→それが、「行動経済学」

次回予告

以上が第1章の要約になります。
次回は、第2章「観戦チケットと保有効果」です。


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