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人口約600人の過疎集落でつくる滞在拠点〜時間をかけて空き家をリノベーションする理由〜
こんにちは。
今回は「人口約600人の過疎集落でつくる滞在拠点〜時間をかけて空き家をリノベーションする理由〜」というテーマで書いてみます。
「この地域の楽しい暮らしを、もっといろんな人に知ってほしい」
そんな思いから、右も左もわからない中で始めた空き家のリノベーション。宿泊できる拠点ということだけ決め、他のことはまだまだこれから。1ヶ月動いてみて感じたこと、学んだことについて書いてみます。少しでも温度感が伝われば嬉しいです。
①物件は地域の方の紹介
人口約600人の集落、川沿いにある空き家物件。ここは数年前まで住まれていたおばあちゃんが施設に入られてから空き家になっていたお家。
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出雲空港から1時間弱。最寄りの駅は遠く、建物の状態も条件は決して良いとはいえないかもしれない。
それでも、大家さんから好きにいじって良いとのこと、規模感がちょうど良い、集落の中心施設(古民家シェアオフィスやチャレンジスペース)から歩いて行ける距離にあるということから、この物件に決めた。
無知であるからこその思い切りかもしれない。借り始めることでなんとかするしかない状況に追い込んだ。
②まずは自分が動くこと
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7月〜物件をお借りして、まずは片付けから始めた。タンスの中に眠るものをひたすら出して整理して、出して整理して。ホコリと蜘蛛の巣の量が凄くて少し面食らった。
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それでも、自分が汗をかかなければ何も進まない。躊躇しながらも、手を突っ込んだり、袋にまとめていったり。ホコリがひどく咳も止まらず、なかなか大変だった。
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そんな中でも少しずつSNSにあげたり、直接会った同世代に伝えていくと、「今度手伝う!」と言ってくれる仲間が出てきてくれた。
頼れる地域のアンちゃんも、通りがかりに声をかけてアドバイス下さったり、タンス運びを4トントラックを使って手伝ってくださったり。
「おお!やってんなあ!」とおっちゃんが差し入れをくださったり。
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この1ヶ月、実際に動いてみることで地域の方とのコミュニケーションが圧倒的に増え、地域の人の温かさを改めて実感している。
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③仲間を作り、地域間で交流する
この1ヶ月、少し離れた川本町の協力隊の子が毎週のように手伝いにきてくれたり、広島と奥出雲で二拠点をしている子も帰省に合わせて手伝ってくれた。
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身体を使う作業をして汗をかいたら温泉へ。この前は温泉についているサウナにも入った。月に二回、第二第四土曜日で開かれる地域バーにも参加した。
これにて「空き家リノベーション→温泉サウナ→地域BAR」という黄金ルートが出来上がった。土曜の1日が濃密でめちゃめちゃキマる。
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ちなみについ昨日は、いつも手伝いにきてくれる川本町協力隊の子の活動地域のお祭りに参加した。レールバイクに乗って、お祭り屋台でご飯を食べて、川沿いで花火鑑賞。
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これも本当に最高で、お互いの地域間交流が自然と出来上がった。
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時間をかけて空き家をリノベーションする理由
正直、かかる時間や労力を考えれば、業者にお願いした方がよっぽど楽かもしれない。
それでも、あえて時間をかけて、地道にリノベーションしていくのはなぜなのか、改めて考えてみたい。
もちろん、コストを削減したいというところもある。
ただそれ以上に、「過程を共有することによって生まれるコミュニケーションや愛着」の大切さを信じているから。
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お金がないからこそ、知識も経験もないからこそ、人に助けを求めて頭を下げる。お金で解決できれば、きっと相談もしないし、コミュニケーションも薄くなる。
だからこそ、お金で買えない経験が今まさにできているのだと思う。
ここから約1年間。早速資金面の課題が出てきたように、いろんな壁にぶつかると思う。それでも、いろんな方に協力していただきながら、完成に向けて進んでいきたい。
きっとその過程にこそ価値があり、滞在拠点の付加価値にもつながってくるはず。いろんな方と一緒に作る宿泊施設を目指していきます。リノベーション過程を載せるのでぜひ↓
以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!
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