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インセンティブ制について

こんにちわ、KAMEです。
さて、今回はインセンティブについてというタイトルを書きました。
営業職をやっている人で給料が「インセンティブ」が入っている人は多くいると思います。
要は稼げれば稼げるだけ給料がもらえる制度です。正直、稼げるときはドン引きするほど給料はもらえると思います。それゆえ課題もあるのも事実です。そのような話をしていこうと思います。

1.インセンティブ制は稼げる?

はい、これは正直「稼げる」というのは事実です。もちろん割合にもよりますがインセンティブ制ですと稼げれば稼げるほど自分の給料に直結するわけでかなりプラスです。社員契約だと「最低給料+インセンティブ」というところもありますのでとにかく稼ぐ必要があるというのが現状です。
なので、「本気で稼げばとんでもない給料がもらえる」可能性があるのは事実です。
業務委託契約でも「成功報酬制」という感じでやっている場合もあるのかなと思っています。その場合でも粗利の何割かをもらうという方式だと思っています。これも「やればやるほどお金がもらえる」システムであることは変わらないです。

2.人材業界でのインセンティブ制は・・?

さて、人材業界に長くいる私ですが人材業界でのインセンティブ制はどうかと言われると「稼げるけど制度として破綻する可能性あり」というのが正直な感想です。というのも人材業界の場合はある程度のルールを色々やらないと破綻するのと組織として崩壊する可能性があるからです。具体的にはこんな感じですかね・・・?

3.人材紹介の場合

人材紹介の場合、「入社」してから成功報酬がもらえる制度になるわけです。そのため、入社のタイミングって大体固まってしまうんですよね。それこそ新年度の4月とか、半期の10月とか、年明け1月とか…。そうなるとルールを定めないと激しい偏りが発生するわけです。
また、年間で稼げたとしても人材紹介の場合は「倍々ゲーム」ではないため今年の売り上げがある程度よかったとしても、来年が2倍になるということは考えにくいビジネスになります。
そうなると、「次年度の社会保険や住民税」というのがとんでもないことになるわけです。あまりに稼ぎすぎると次年度でインセンティブ0の状態だと基本給で税金(住民税)等で消えてしまう可能性もあり得るわけで。社会保険も年1回の随時改定のみだと思うので相当引かれる可能性もありますからね。

4.派遣の場合

人材紹介の場合、安定性に欠ける部分があるためこういう事例があるという話をしましたが、派遣の場合もあり得ます。
派遣の場合は稼働人数が増えれば増えるほど売り上げも上がりますし、派遣で1か月で終わることではなくある程度長く続く前提が多いため倍々ゲームになりやすいです。なので、派遣会社にいると稼ぎやすいです。
ですが、稼げるのですが「取引先企業」を開拓するのが大変で場合によっては開拓しても上司や先輩が担当しているという場合が多いです。ですが、派遣会社でインセンティブ制を敷いていると「辞めない限り引き継がれない」という点と「辞めた人は上司が引き継いで割り振る」という方式になりがちです。
会社側の視点としては営業会社であれば「稼げる人にどんどん稼いでもらう」ということで気持ちよく働いてもらうことが環境を整える手段でしょうし、辞めても上司がまず引き継ぐことでダメージを最小限になりやすいわけです。
新人や若手に振って平準化するという考えは希薄です。そりゃ、インセンティブ制がある限り自分自身も給料下げたくないですからね。自分にとっておいしい企業は誰にも渡さないのが人間の性です。
このようにインセンティブを派遣会社でやるとこういう事例があるので気を付けてほしいです。

5.まとめ

さていかがでしたでしょうか?今回はインセンティブについて話しました。とりわけ人材業界で起こってしまったインセンティブのデメリットを書いてみました。インセンティブはいい制度だと思いますが「稼ぎ続ける必要」があるのとインセンティブ制をやれば「敵は身内にある」という考えに至る可能性があるのでホント気を付けたほうがいいですよ(笑)
まぁ、人材業界に長くいれば色々染まってしまうのであまり気にされない人も多いと思いますが…。
それを考えたうえでインセンティブ制をうまく使っていただければと思います。

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