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つるバラピエール・ドゥ・ロンサール* 二番花とアブラムシ

今年はピエールの二番花がよく咲いた。一番花に比べると花数も少なく、やや小ぶりだけれど、ぽんぽんとかわいらしい花をたくさんつけてくれた。

これまでも二番花が咲いたことはあるが、花数はいつもとても少なかった。

昨年あたらしくフェンスを設置して誘引したのがよかったのか。ピエールは株が充実するとよく返り咲く、となにかで読んだことがあるが、うちの子も十年以上経ってようやく株が充実したということなのか。

近くで見ると、花の数や色、形とは別に、春の花とは全く違う点がある。アブラムシだ。一番花のときも全体を見ればどこかにはついていた。それでも切り花にして室内に飾れるくらいだから、ほとんど被害はなかったといえる。それが、夏の花は切り花どころではない。

ときどきアブラムシに囲まれているハナアブ*の幼虫をみると、ほっとする。茎にぴったり巻きついた姿は、何者なのか知らないと、バラに何をしているの? と警戒してしまう。しかし、ハナアブの幼虫にとって、アブラムシはごちそうなのだそう。バラを育てる人にはありがたい存在ということだ。

どんどんアブラムシを食べておくれ、と思うが、彼らの手に負えないほど、どのつぼみにも、どの新芽にもついていてうんざりする。ここまで多いと、ガムテープでぺたぺたする気にもなれない。

ひとまず、自然にまかせよう。

■ピエール・ドゥ・ロンサール
丈夫で大きく育つピンクのつるバラ。育てている人が多い人気の品種。私は地植えピエールを無肥料・無農薬で育てているが、毎年元気に花を咲かせている。

■ハナアブ(具体的にはヒラタアブというのか)
アブといっても、人を刺すアブとは別のもの。成虫はハチっぽい姿で花の蜜を食べるということだから、ミツバチと思っていたのが本当はハナアブということもあるかもしれない。幼虫はアブラムシをたくさん食べてくれる。

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