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創業70年28歳アトツギの自己紹介

こんにちは!タカマサです!

1991年生まれの現在28歳独身です。

私は、千葉県茂原市にて創業70年の印刷会社を営んでいます。
三代目アトツギとして事業承継を見据え
新規事業の立ち上げや内部統制、社内の生産効率化などをメインに活動しています。


家業に興味も意欲もなかった
そんな私が今は、前向きに事業承継に向けた準備を進めています。
初めてお目にかかる方向けに、簡単に僕の自己紹介をさせていただきます。

■現在やっていること

上記でも書きましたが、祖父が創業した印刷会社の3代目として主に新規事業の立ち上げや人材採用、内部統制、社内の生産効率化などをメインに活動しています。


採用に関しては自信があり、地方の中小零細企業ではありえないほどの応募を集めています。現在ではそのノウハウをパッケージ化しお客様に喜んでいただいております。


また、業界でも深刻な問題であるWEBクリエイターの人材不足について弊社も悩んでおり千葉でもWEBをしっかりと学べるスクールを運営しWEBの力で地域を盛り上げたいという思いから「デジタルハリウッドSTUDIO千葉」を2019年8月に開校。


現在15名ほどの生徒を向かい入れております。


地元に帰って感じたのは「仕事は苦しいもの我慢するもの」と思いながら働いている方が少なくありません。私は常に新しいことにチャレンジし、地方の小さな中小零細企業でもやり方次第で地域や業界で輝く存在になれるということを証明し、人々が仕事を心底楽しめるカッコいい大人になりまたそれを見た次世代が「自分もあんな大人になりたい」という循環を作りハッピーな世の中にしたいというのを念頭に仕事をしています。

■簡単な経歴

2011年4月 東海大学工学部建築学科に入学

小さい頃は大工になりたかった。芸術やアートにも興味があり「かっこいいな」というくらいの気持ちで建築学科を選択。兄貴が日大の建築学科に行っている影響もあったかも。
細かい作業が苦手で自分には合わないと悟る。
卒業生には尾田栄一郎がいる。後、リーチマイケル(学校でよく小さいチャリンコで移動してるのを見かけたw

2012年4月 ラーメン屋でアルバイトを始める

ココでの経験はとっても学びになっている。賄を毎日食べて太る。

2013年2月~3月 春休みを利用してセブ島に1人で語学留学に行く

圧倒的に日本人が少ないところを探して行った。英語はもう全然できないが、ここでは1人で何とかする力を身に付けた。少し怖い思いもしてレベルアップ。

2014年3月 東海大学建築学科を卒業

最後の1年は研究室に入ってほぼ研究室で生活した。ココで学んだ分析する力とマイクロソフトの技術また最後までやりきる力は今でもいきている。清水建設の人が働きやすい光環境のオフィスで働けているのは少し自分のおかげだと思ってる。
私が入った研究室はブラック研究室で卒業までに1人がパニック障害もう一人がうつ病になり一人はあと半年で卒業というところで学校をやめた。研究室ではよく泣いてる学生もいた。私は可愛い研究室の院生に助けられて何とかやり切った。w

2014年4月 保険代理店の営業にて社会人のキャリアをスタート

建築学科から池袋の保険の営業マンへ。全く意味わからないと思うが、もう建築はいいやとなっていたのと、そもそも就活なんてしている暇はなかった。自分がやっただけ稼げる仕事をしてみたいと思ったのもあるが、入れるところに入ったというのが本音だ。

2014年9月 新卒の誰よりも早く退職する

毎日400件くらいのテレアポをひたすらする。つまらなかった。きついと思ったことはないし会社の上司も好きだった。仲間もいいやつだった。なんせつまらなかったし性に合わなかった。次のことは特に考えずにすぐやめた。

2014年9月~11月 3ヶ月のニートを経験

1ヶ月ほど都内にて思い悩んだが、地元に戻った。この期間は人生のどん底期間だった。しかし、生きる意味、働く意味をよく考えられた。今の人生観にとても影響している。
人が働く理由は、人の役に立ちたい、お客様に喜んでもらいたい、成長したいと思ってやっていることが人に褒められて結果的に承認欲求を満たすため自分の存在価値を確認できが生きている実感を持てるからではないでしょうか?
自分はいったい何者なのか?それを確認することができるのではないでしょうか?
ですから自分がやりたいことで人の役に立ち、認めてもらいそれでもってお金も入れば一番幸せであると思います。

2014年11月 (株)さくら印刷にアルバイトとして入社

貯金も尽きてきたので、親父にアルバイトさせてくれと言って工場の手伝いを始めた。私が親父がやっている仕事を具体的に知ったのは大学生になってからだ。初めて親父が働いている姿を見た私は他人事とは思えなくなっていた。社内で起こる様々な問題、ファイナンスの事や人間関係どうにかしなきゃいけないと思った。

2014年12月 (株)さくら印刷に正社員へ昇格

何が変わったということはないが、正社員へ昇格した。
私が最初に気になったのが、工場の汚さだった。掃除を始めたが、誰も協力はしてくれなかった。1年くらい一人でひたすら掃除を続けた。視線は冷たい。勝手に物を動かして怒られた。辛かった。1年して少しずつ協力してくれる人が増えてきた。自分なりに3S活動を学び社内に落とし込んでいった。

2015年12月 出版事業立ち上げ

うちは70年の歴史のある印刷会社だ。昔からのお客様を大切に今までやってきた。しかし、受注請負で面白くないし大変なことも多い。「どうにかして自分で値付けをしたい」、「受注請負体質を変えたい」と考え自社のメディアを持とうと思った。
そのころはやっていたランチパスポートを真似してディナーでも使える形として「ちばごはん」というクーポン雑誌を構想から半年強で発行した。飲食店とお客をつなぐ雑誌として千葉テレビで紹介された。売上は芳しくないが社内の雰囲気が少しずつ変わった。それが一番でかい。それから3ヶ月おきに3号まで発行した。
それから形態を変えて今では温泉施設を紹介する今までにない雑誌を発行している。


2017年11月 デジタルハリウッドSTUDIO新宿に入学

WEB事業を本格的に立ち上げたいと思いまずは自分からと業界で一番有名なデジタルハリウッドにてウェブ制作の勉強を始める。仕事をしながらまた、新宿校ということもあり途中で挫折した。そして自分には合わないと思った。w
でも、これがのちに素晴らしいご縁となる。

2017年12月 就職応援本コースを発行

これも地元に戻ってから思ったことで若い子が少ないなと。やはり若い子はとかく都会に憧れがありなんの考えもなく外に出て行っています。都会で働くことがいけないとは言いませんが、地元にも魅力的な企業がたくさんあることを知らずに出て行ってしまっているというのも事実。地元で働くという選択肢を与えたい。そんな思いから地元企業を紹介する雑誌COURSEを発行し高校生に配布しています。
私もこの事業を通して近くなのに知らない企業をたくさん知りました。
実は業界ではトップシェアを誇る企業、社長の人柄が魅力的で地域から愛されている企業、大きくはないけれど社員を第一に考えている企業、社員がイキイキと働き、成長し、笑顔が絶えない企業………
こうした企業の魅力が若い世代に届かずに、「ここには何にもない」と、地元から若者が去ってしまう。これは、非常に勿体ないことです。地方で活躍する企業の魅力を発信して、若い世代に届けたい。そして、若い世代にいろんな選択肢を与えたい。地元のこと、企業のことをもっと知ってもらいたい。そう考えています。

2018年4月 社内基幹システムの導入

弊社はお恥ずかしながら紙での管理が多く色々と煩雑な部分がありました。また、年配の人や工場の人のITリテラシーがそんなに高くないため導入は本当に大変でした。旧態依然のやり方から中々脱することができず中々浸透しませんでした。が
現在も悪戦苦闘しながら覚悟を決めてやっています。
社内のIT化も進め中でも利益の上がる体質を作っていく。

2018年9月 WEB事業立ち上げ

自分は苦手だったので誰かにやってもらうことを決め、WEBデザイナーの採用活動を本格的に始めた。indeedを使った採用マーケティングを行い、優秀な人材を2名採用しWEB事業を立ち上げた。IT導入補助金も同じ時期に始まっていたのでそれを活用して出だし好調の事業立ち上げとなった。また、indeedからの自社の採用実績ができ地方のイチ中小企業でも見せ方や導線をうまく作れば採用ができる事を確証しました。
その実績をもとに昨年より中小企業の皆様の採用活動のお手伝いをさせて頂いております。
こちらも順調です。

2019年1月 社員満足度調査を始める

時代やその時の環境ではしょうがない部分もあったがこれまで完全なるトップダウンでやってきた。しかし、やはり不平不満が多いように思った。たくさんある中でもどこに注力するべきか知りたかった。
経営者の立場からすれば絶対にやりたくない代物ですが社長になんとか了承を得て実施。
いろいろと問題点が浮き彫りとなり目をつぶりたくもなりましたが、結果的にどこを改善するべきかが明文化されたのでとても良かった。
引き続き上がった問題に対してアクションを継続的にして半年に1回調査を行い経過を見ていきたいと思っている。社員が働きやすい環境を作っていきたい。

2019年8月 デジタルハリウッドSTUDIO千葉開校

優秀な二人が採用できたのはいいもののそれからは中々応募が伸びず田舎でウェブ人材を確保するのは本当に大変なことだと気づかされた。このままでは継続して事業を伸ばしていくのは難しいと思った。
またさくら印刷のウェブチームではITの力での地域振興を掲げている。もっとITリテラシーの高い人材を千葉県に排出し千葉県をシリコンバレーのようにしたい。
といろいろな事象が重なりデジタルハリウッドとの業務提携を2019年3月に結び8月についに開校させた!たくさんの広がりがありとてもいい仕事になると思っております。
何よりデザイン課にいた女性社員が会社を辞めたいと言っていたそんな折にココのマネージャーを任せたところとてつもないスピードで成長し今では楽しく仕事をしてくれている。そして記念すべき最初の入学者で最初の卒業生が私の小学校の時の同級生である。めちゃめちゃうれしい。

■まとめ

 上記のようなことを行ってきた。細かく分ければもっといろんなことをやっているが大変なので追々投稿していくとする。現在入社5年目。これまで本当にいろんなことがあり本当に大変だった。反発もいっぱいあった。

やめた人もたくさんいる。やめたいと思ったことも何度もある。でも、使命感が私を動かしている。とにかく皆さんに伝えたいのは迷ったら行動してみたらいい。失敗もするだろうけど動き出さなければ何も始まらない。


同じアトツギで悩んでいる方や頑張っている方またサラリーマンの方、世の中で働くすべての人達となにかしらの繋がりができればと思いこのブログを書いていきたいと思う。


引き続きよろしくお願いします。



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