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M:tG『兄弟戦争』カードレビュー、総評、雑感

M:tG『兄弟戦争』カードレビュー、序文
M:tG『兄弟戦争』カードレビュー、目玉カードと白のカード編
M:tG『兄弟戦争』カードレビュー、青と黒のカード編
M:tG『兄弟戦争』カードレビュー、赤と緑のカード編
M:tG『兄弟戦争』カードレビュー、多色とアーティファクトカード編
M:tG『兄弟戦争』カードレビュー、アルケミー編
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当初は2万文字程度で収まるかなと思ってたら注釈文含めた上とは言え10万文字くらい書くハメになったのビビリました。
序文のこの箇所なに?この記事含めて7つになりましたが……。

それと、当初は1記事で全て完結しようと思っていましたが、想像してた倍以上の文量になってしまいそうなので4つか5つくらいに分けようと思います。

M:tG『兄弟戦争』カードレビュー、序文

記事執筆に当初の想定以上の時間がかかってしまいましたが、その分環境変化を明確に分析できるようになったので痛し痒しって感じですね。
気合入れればざっくり新カード使ったデッキのアプローチをいくつか考えられるタイプの人間なので(そうじゃないとカードレビューはできない)、時間経って周りが結果出してくれたのはやっぱりうーんって感じ。ワシもできるが?
結果出してきたデッキをいくつか見ると登場した新デッキのいくつかはワンチャンこっちで雛形作ってそうでした。
あー!もっと早く記事書き終わってればなー!残念だなー!
っていうか兵士は普通に雛形作ってたけど、これはまあ明らかに作ってねって言ってたもんね。自明。自明すぎて5パターンくらい作ってた。

総評、雑感

やはり序文で書いていた通り、スタンダードは結構な様変わりを見せましたね。
グリクシス系デッキが依然として強力ではありますが、それへの対抗馬が白単、マルドゥ等新たな選択肢がどんどん出てきた印象です。それに合わせて版図を見かけなくなったり、黒単やエスパーは数を減らしたり、パワーストーン系ランプが新たに登場したりとそこそこ激変と言ってよさそうですね。
兄弟戦争自体が割とカードパワーの高いセットでしたが、単純にローテーション後2つ目のセットだったのでカードプールの広がりが大きかったですね。当然のことが当然のように起こっただけではあります。
そういう理由で次の「ファイレクシア:完全なる統一」では今回に比べてやや環境変化は小さくなるだろうというのも自動的に導かれますね。
無論、グリクシスが新カードの影響で価値が大きく下がるということがなければ、という注釈は付きますが。
まあ多分ないです。少なくとも《税血の徴収者》と《鏡割りの寓話》のパッケージを有するラクドス系の活躍はローテーションか寓話の禁止がなければ止まらないですね。それぞれ2マナ3マナで稼いでいいアドバンテージ量がスタンダードの閾値上限付近にあるので流石に流石にって感じです。これを越えてきたら越えたそっちのカードが禁止カードですね。痛し痒し。

環境変遷

序文にあったデッキリスト掲載ターンです。

前環境から更にアップデートが加わりより柔軟に立ち回れるようになったグリクシス
THE LAST SUN 2022 - Top8 Standard - Top4 - Ishihara Kouji
ラクドスに《怒りの大天使》や《放浪皇》等の強力なカードを加えたマルドゥミッドレンジ
チャンピオンズカップサイクル2エリア予選 in 晴れる屋TC東京 - 4th - Hashimoto Satoshi
軽量の兵士クリーチャーを中心に柔軟に戦える兵士アグロ
チャンピオンズカップサイクル2エリア予選 in 晴れる屋TC東京 - 1st - Takaoka Yusuke
《策謀の予見者、ラフィーン》により高い継戦能力で立ち回れるエスパーミッドレンジ
Standard Challenge - 2022/12/31 - 1st Place - Mogged
軽量カードで序盤を立ち回った後は大型アーティファクトに繋げて勝つイゼットランプ
Standard Challenge - 2023/1/1 - 2nd Place -Schiaveto
軽量クリーチャーで土地を伸ばした後は《聖域の番人》を目指して勝つ白単ミッドレンジ
プレインズウォーカー・チャンピオンシップ(PWCS) - Champion -  Kuroda Masashiro
上記白単に強力なカードである《鏡割りの寓話》を加えたボロスミッドレンジ
Standard Challenge - 2022/12/11 - 2nd Place - peter780108
軽量クリーチャーと軽量除去で早いゲーム展開で戦う赤単アグロ
Standard Challenge - 2022/12/18 - 3rd Place - bolov0

環境分析

団結のドミナリアでのシェオルドレッドの台頭による黒系ミッドレンジは主に《税血の徴収者》と《鏡割りの寓話》パッケージを要するラクドス系にまとめられるようになり、これはグリクシスとマルドゥに分かれるように進化していきましたね。
エスパーや青単等の他のデッキがパワーを落としたというわけではないと思いますが、様々なデッキが増えたことで対応力と押し付け能力の高いラクドス系が頭一つ抜けたという感がありますね。
無論そのラクドス系に有利なデッキも環境には存在しているので、それしか握る価値がないかというとそんなこともないです。
ラクドス系ミラーを意識してゲームレンジを後ろに下げたデッキは《ミシュラの鋳造所》を獲得したアグロが狩れるようになりましたし、そもそもとして《街並みの地ならし屋》等によるスケール勝負で勝てるパワーストーンランプも団結のドミナリア時の版図のような立ち位置にいます。
団結のドミナリア以前のエスパーやレジェンド系、版図やロームのようなデッキは研究の余地が残っているように感じますし、まだまだメタゲームは移り変わっていくでしょう。
特に緑絡みのデッキの研究が大きく遅れている印象があり、それらがメタゲームに再浮上することで環境を複雑化させることができそうです。

なお、私は元々ラクドス系ミッドレンジが好きなので今環境ではラクドス系を永遠に擦ってます。震えて眠れ。

また、次のエキスパンションの「ファイレクシア:完全なる統一」の早期プレビューも始まっています。来月2/7にアリーナで実装とのことなので、そこでもまた環境が変化するでしょうね。

地味に公開PWがレア

おわり

では今回の記事はこんなところで。
次回はファイレクシア到着前にテンポアドバンテージとはなんぞやの解説記事だったり、創作デッキの紹介記事だったりを投稿するのもいいかもしれないですね。

んじゃ。

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