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緑色のユーグレナ湯にしずむ|大塚記念湯(東京)
野風は驚愕した。
なんと銭湯の看板に「ユーグレナ湯」の文字があったのだ。
なんじゃそりゃ…!?
ユーグレナは知っている。石垣島を拠点にしてミドリムシを使って食料や燃料などを生み出しているサステナビリティ系の会社のやつだ。
それがなんと、湯になっている。飲み物でもなく、湯になっているのだ。
この大塚記念湯は知る人ぞ知る、老舗の銭湯。「大塚記念湯」と「サウナニュー大塚」が同じ施設に入っていて、その時の気分に合わせてお湯メインかサウナメインかが選べるレトロで最高な銭湯だ。
女湯に入ると、いつもと同じく、3-4人ほどの近所のおばあちゃんたちが身体を洗ったり、湯船でぼうっとしていたり。それぞれの仕事に集中していた。
私はそわそわする気持ちを抑えきれず、体を洗うや否やすぐ「ユーグレナ湯」に直行した。
お湯の色はまさに真緑、ユーグレナ。子ども向けのスライムみたいな色だ。
#みどりの日 銭湯企画♨️
— ユーグレナ公式 「いきる、たのしむ、サステナブる。」 (@euglena_jp) May 3, 2022
湯どんぶり栄湯さんから写真をいただきました!みどりの湯のスタートです。先着300名様に #からだにユーグレナ を1本プレゼント。入浴後に飲むとおいしいですよー😆❤️#銭湯 #温活 #ユー活 https://t.co/KOC9vVLini pic.twitter.com/PH8YX6CA0S
(ユーグレナ公式のTwitterから拝借。まさにこの緑色。)
「ぬるま湯」の看板を覆うように、即席の「ユーグレナ湯」の張り紙が貼られていた。お湯に足を踏み入れると、ユーグレナの匂いが立ち上がって、頭の中がミトコンドリアでいっぱいになる。
「これがサステナブルの匂いか…」
バブルバスで、香りは永遠に漂ってくれる。緑色のお湯が、あぶくでゆらゆらと揺れる。浮かんでは消える泡に意識を集めて、緑色で悩みを消していく。そしてあたりに広がるユーグレナの匂いを味わう。
38度前後のぬるま湯はいつまでも入っていられる。体育座りをしてお湯をじっと見つめていると、自分の身体と湯の境目がなくなって静かに溶けていく。気づくと自分が湯「そのもの」になる。人間はぬるま湯に一体化できる。
ユーグレナ湯はとても優しい空間だった。気づくと30分ほど経過していたように思う。悩み事を1つ1つ緑色のあぶくに溶かして、ミトコンドリアの匂い(なのか?)で頭の中に幸せを継ぎ足していく。しばらく循環させると、脳内はハッピーでいっぱいになる。これで私の完成。
お風呂から上がった後は、まんまとユーグレナドリンクを購入しました。美味でした。
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8月のあいだ大塚記念湯で、変わり湯まつりをやっているそうです。氷メロンの湯ってなんだろう。
来月も再来月も、幸せサステナブル空間・ユーグレナの湯を開催してほしいなあと思います。
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