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飲み会翌日のひとり反省会について考える
楽しかった飲み会の翌朝。ベッドフレームに置いていたコップの水を口に含んで喉を潤す。ぼんやりとしていた思考が現実世界に戻ってきた途端、昨日の記憶が蘇ってくる。それも悪い場面が走馬灯のように。
ずっと記憶はあるし、別にそこまで酔っていたわけではない。でも自分の言動を思い返して見ると、色々と最悪だったことに気づく。
飲み会の後は、毎回「大反省」を開催してしまう。
後から自分を客観視すると、色々なこと(真実)が見えてくる。今更考えたって時を戻せるわけでもないからどうしようもないけれど、どうしようもないからこそ死にたくなる。なぜあんな余計なことを言ってしまったのか…。そういえばあの時あの人は不機嫌そうな顔をしていたな…、とか。考え始めたらキリがない。
アルコールを摂取した翌日は、なんでこんなに気分が落ち込むのか。いわゆる「酒鬱」というやつ。
頭の中で全ての物事に対する不安が大きくなり、気分が塞ぎ込んで、希死念慮が強まっていく。それに圧倒されて何もできなくなる。下手したら布団にくるまって、一日中ずっと昨日のことを考えてしまう。
酒をたくさん飲んだ翌朝、気分が落ち込む理由は、医学的には「アルコールの解脱症状」だと言われているそう。
酔った後に気分が落ち込むのはアルコールの離脱症状で、早い話が二日酔いです。二日酔いによって精神活動や認知機能が一時的に低下しているだけで、二日酔いがなおれば、気分も晴れます。離脱による不快感が強すぎる場合には、断酒するしかありません。
二日酔いで精神活動や認知機能が一時的に低下することで、つい自分の言動を責めてしまうみたいだ。
でも、そうやって一日中自分を責めているのって、自意識過剰なだけかもしれない。他人は人の言動はそんなに気にしていないだろうし、私の言葉ごときに何か大事なものを左右される人もいないだろう。
「他人が私のことをどう思っているのか、嫌われていないか」なんて考えているのは私だけで、当の本人はケロっと楽しい休日を過ごしているかもしれない。
昨日は会社の人と飲み会だった。今の私が大反省している内容は、ある人の恋愛事情にまつわる話について。
飲み会が盛り上がってきたタイミングで、その人が彼女とのことにまつわる悩みのようなことを話してくれたのだが(その場に話題を提供した程度の軽い感じだったと思う、それは本当にありがたい)、私はついついマイナスな原因やその人が悪い可能性についてベラベラ持論を展開してしまった。
共感とかは全くしていないけど現実的な原因を考えていたので、自分としては親身になっているつもりだった。
(女は共感しとけばいいみたいなことが巷で言われているけれど、私は論理的に解決策を提示したいタイプ。むしろ共感は馴れ合いでしかない&意味がないと思ってしまうので、私に恋愛相談なんて絶対しないほうがいい)
持論の中で、ついついその人の人格にまつわる言及などもしてしまったので、今考えると言い過ぎだったなと思っている。別に楽しい飲み会なんだから、具体的な解決策やマイナスな可能性の話なんていらなかったはずだ。今考えるとそう思えるけど、その時は全く気づかない…。自分が感じたことを正直にその人に伝える。それが私にとっての誠意だったから。客観的に見ると最低だ。
もう私は、他人と飲むのではなく一人でしっぽり飲んでいるのが一番良い気がする。誰のことも傷つけないし、私自身も苦しくならない。
あと「飲み会での会話に何を求めているのか」「飲み会はどういうスタンスで楽しみたいのか」「恋愛相談の時に、どんな反応が欲しいのか」といった価値観が合う人じゃないと、お酒を介したコミュニケーションをするのは難しいな、と思う。自分が空気を全然読めない…という問題も大きいけれど、そこのすり合わせはお互いにとっての幸せな飲み会のために必要な気がする。
これから一緒にお酒を飲む人は、私が意地悪でひねくれたことを言っても、「なんだこいつ、おもしれー女」くらいに適当に流してほしい。切実に。
今日はもうこれで、大反省会はお開きにする。お酒は楽しいので、止めるつもりはない。開き直って生きていくもんね…。