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トリオという関係性

トリオと聞くと、私はズッコケ3人組が連想される。

あなたは?

キャンディーズ、いきものがかり、東京03、ジャンポケ、うぃんず、サンボマスターなどなどなど。思い浮かべた3人組から、世代や趣向がわかりそうだ。(ちなみに、去年からハマりだしたぼる塾はカルテットで4人組)

今日はそんなトリオの関係性の話。

なぜなら、私の人生とトリオに深い繋がりがあったからだ。



トリオに注目して私の短い人生を振り返えると、面白いほどに、3人組の友人関係で過ごしていることが多かった。

このトリオという3人組の関係性とはどのようなものか。

A = B = C  だったり、(A = B) + C  だったり、A > (B = C)  だったり、同じトリオでも関係性はさまざまあると思う。(数学的に成り立つ式なのは不確かです。感覚的なものを数式にしてみました。)


自分はどうだったかというと、無意識のうちに (A = B) + C のトリオを組んできた。そして、私はもっぱら、その中のCであることが多い。

たとえば高校では同じ中学出身の2人に挟まれて歩いて帰る場面がよく思い出されるし、大学に行ってからは頻繁に連絡を取り合う2人組の中に入る形で飲みに行ったり、遊びに行ったりすることが多かった。

そうすると必然的に、私の知らないことを他の2人は知っていて、それが共通理解として話題に出てくる、という状況に出くわすことが多々あり。こうやって文字にすると悲しい事実のように見える。(私は仲間外れなのか?)

だけど、意外にも私は、それを特別気にはしていなかったようで、むしろ気楽さを感じていたほどだった。ということに気がついた。


それで、なんでだろう、って考えた。

そしたらルーツは家族にあったことが判明した。



私は3人兄妹だったのだ。産まれたときすでに、トリオを組んでいた。トリオから始まった人生といっても過言ではない。

しかも、(これが重要で)7つ上の兄と5つ上の兄との3人組で構成されている。

私にとってはまさに (A = B) + C  の関係性だ。もちろん私はCの役割を担っている。つまり、(長男 =  次男) +私 という兄妹構成だ。


長男、次男の方が年齢的に距離が近い。だから共通理解も図りやすい。一方、私は年齢が離れているし、女だし、兄たちの輪に入れないという気持ちになることがあった。

でも年が離れている分可愛がられてはいたので、どちらの兄のことも大好きだった。だから真似をしたし、兄たちの話題に関心があった。

ただ真似しきれないところ、理解できないところも当然あった。その差を埋めようと必死に近づくこともできたと思う。でも、私はそれを選ばなかった。

分からない、一緒になれないということに関しては、上手く流していたんだと思う。そうすることで、楽しく愉快な幼少期を過ごしてきた。


そこでふと、思い至った。幼少期の私も、友人たちと3人で集まっている私も、同じ方法でその場を楽しもうとしている。


友人2人が話している内容について私は深く知らない、ということがある。だから、興味が湧く。さらに知りたければ質問する。新たな発見がある。面白い。

逆に、理解するのが難しそうだから関心が薄まる、ということもある。私の興味は外に向く。目の前にあるメニューとか、そばで話している人の会話とか。新たな発見がある。楽しい。

この時、私は一時的に友人とのトリオから離脱しているわけだけど、他の2人が共有できる話題が続いているので場は持っている、と思っている。


私にとって、トリオは気を使わなくてラクな関係なのだ。そして、この感覚には幼少期の経験が深く根付いているようだ。


家族構成や幼少期の環境は、自分を知る上で大きな情報源となる。

過去は変わらない。だから、そこに原因を求め、問題を投げつけても意味はない。

けれども、過去を辿って自分を理解すれば、今の問題を解決する手がかりが見つかる。

その気づきは過去に生じた問題を、未来を変える課題に変えるきっかけになるかもしれない。


なにより、自己分析って楽しいよね。ということをトリオの関係性から読み解いてみた。

トリオの関係性、あなたならどう表現する?



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