- 感じる -【ワイン部|活動報告】
こんにちは。ワイン部 広報担当の新井です。
約半年ぶりに、二回目の活動を開催することが出来ました。直前のお知らせとなり、残念ながら参加出来なかったメンバーには申し訳なくも、今回も無事に皆でワインを感じ、楽しむことが出来ました。
▼第1回の活動記録はこちら
いざ着席
「垂直に入れるのが難しいんですよね」と言いながら、一人一人にサーブしてくださいます。
テイスティングシートは今回も2枚。
そういえば、フリースペース(通称:はらっぱ)の照明は ワインの色をじっくり見るのにもちょうどよく、ワイン会の為にあるかのようです。
ソムリエ藤田さんによるテイスティング講習
今回は二種類。
どちらも同じ作り手ですが、生産国がフランスとチリで異なっており
今回はその違いを飲み比べ出来るというものでした。
ボルドーは生産者が大切なPOINTのため、「今回は生産者は同じにしてみました」とソムリエ藤田さん。楽しみです。
まずは色を目で見て感じます。
熟成していくと紫色から茶色に変わっていきます。
色のグラデーションで、何年ものか判断出来るらしいです。「神の雫」の世界観。
アルコールが苦手な方は、熟成が進んだものの方がアルコールの香りが薄く飲みやすいのです。大切な方のタイプに合わせてワインを選ぶ際の参考になりますね。これは即使えるテク、メモメモ
次にスワリングなしの香りを感じます。グラスを回さないで香ります。
酸っぱいフルーツ?完熟したフルーツ?
白ワインに関しては、レモンやバナナに例えて表現することもあります。
次にスワリング
机の上でみんなが一斉にグラスを回します。みんなのその真剣ぶりに目を奪われるほど。香ると、強く印象的な香りが鼻の奥に届きます。
有機質(土っぽい香り)か、無機質(鉄っぽい香り)等と、違いがよく感じられます。
そして味わいます。
“杉っぽい感じ?”
“そうそう、木のような”
“本当に土の香りが一瞬来た!”
みんなで真剣にワインに向き合うと、いつも飲んでるワインなのに表現しようと考えながら飲むからなのか、なんだか新鮮で楽しいです。
ざっくりとした品種ごとの個性を知っていれば失敗しないそうです。
座学勉強会:比較して覚えるボルドースタイル
今回もクイズ形式でソムリエ藤田さんが準備してくださいました。
初めての参加の方は、おそるおそる会場を移ってきます。
今回のキーワードは「比較」
クイズ形式になっていると何故か集中してしまいます。ほろ酔いの人もいるけど、それもまたかえって集中力が増すように感じます。
①葡萄の比較
ボルドーはボジョレーより温かい地域で作られるので、葡萄が完熟しやすいそうです。
▼カベルネ・ソーヴィニヨン:少し古めのワインでも飲めるらしく、ボルドーのワインは20年物でもお薦めだそうです。
▼メルロー:日本はワインに適した葡萄が作りにくいとのこと。そんな中でメルローは、とても育てやすく、かつ強い葡萄のため、日本でも生産できちゃう。長野県塩尻市のメルローは名産ですね。
▼カベルネ・フラン:遺伝子的には、ソーヴィニヨンの親であり、主役を支える名脇役だそうです。すっきりとした飲み口が特徴です。
②産地の比較
産地については、フランス右岸と左岸の違いも伝授いただきました。
・右岸:粘土質、柔らかい、メルロー主体
・左岸:砂利っぽさ、がっつり、カベルネ主体
両者を比較する形で学びを深めました。
ボルドーは複数品種、ブレンドによってバランスが取れた味わいが楽しめる。ブルゴーニュは単一品種、生産量が少なく希少価値があります。
産地についても知識が付きました。温暖化により、ワインの産地が変わってきているそう。今まで作ることが出来なかった地域で作られるようになったり・・・
他には、オールドワールドとニューワールドの違いも学びました。
③グラスの比較
ボトルやグラスの違いも学びました。
ボトルはいかり肩タイプとなで肩タイプがあり、グラスも味を香りで感じるために意味があり。知るとどこかで語りたくなってしまいます 笑
最後にワインの価格についても軽く触れてくださいました。例えばチリワインは安く、この理由は大きく三つあります。
(1) 土地
(2) 人件費
(3) 開発費
高いから美味しいという訳ではない。Iさん、”なるほどっ”と小さくつぶやきます。
まとめ
今回も「まずいワインは1本もない!」で締めくくりました。
そう、この言葉がシンプルかつ重要で、好きな言葉なのです。
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