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【2023鎌倉SCF】2024年2月の取組を紹介!

こんにちは。教育総務課教育企画担当の髙橋・奈須です。

2月は、約1年間にわたって学び、取り組んできた内容についてまとめたことを発表する学校が多くありました。発表の手法も千差万別!
今回はその様子を中心に紹介させていただきます!


1.地域の資源を活かして環境を学ぼう(第一小学校 4年生)

第一小学校の4年生は、地球温暖化や磯焼け(ブルーカーボン)、プラスチック、生態系の変化など、一年間探究・実践してきた内容をグループごとにまとめ、保護者の方を招いて発表しました。
調べ学習⇒実践(専門家による講義、校外学習、ものづくり、調査、アンケートなどなど)⇒考察といった取組を、スライドや動画を組み合わせて、”伝える”を意識して発表していたのが印象的でした!
ウニの被害による磯焼けを探究したグループは、その現状と解決方法について劇で発表!

2.タグラグビーを通じた仲間づくりにトライ(腰越小学校 3年生)

毎月恒例のタグラグビー。石川さんはいつもなんでうまくいったのか、うまくいかなかったのかみんなで対話する時間をとても大事にしてくれています。
話すことはもちろん、聞くことの大事さも教えてくれています!
話し合ってそしてみんなでトライ&エラーを繰り返してチャレンジをしていきます。
チームとして話ができるのはとても素敵なことですね!

3.町のすてきがいっぱいの手書き地図を作ろう(西鎌倉小学校 3年生)

一年間を通じて自分たちそれぞれが地域の素敵で好きな場所を紹介するために作り上げた手書き地図をクラスの友達や保護者の方々に説明してくれました!みんな原稿を読まないで一生懸命に発表している姿には感動しました!
時折クイズも織り交ぜながら、聞いている人に興味を持ってもらえるように様々な工夫が見て取れました!
みんな素敵です!
それぞれのグループが多種多様なテーマで作成し、地域への愛が溢れる地図がたくさん出来上がりました!

4.つながろう鎌倉と、つなげよう鎌倉を(深沢小学校 6年生)

一年間を通じて行ってきた探究学習「つながろう鎌倉と、つなげよう鎌倉を」を横浜山手中華学校の児童たちと交流をしながらお互いに地域の良さをまとめて発表をしています!
途中のオリエンテーションでは、な、な、なんと!
獅子舞の演舞も披露していただき、深小生はみんな圧倒されており、臨場感たっぷりの本当に素晴らしい演舞でした!
最後に深沢小学校から児童自らを鎌倉につなげ、とことん探究してきたことを中華学校の児童に様々なアウトプットによって発表を行いました。
中華学校の生徒にもしっかりと鎌倉がつなげられていました!
作成したプログラミングゲームで交流することもできました!

5.みんなを笑顔に“○○パワー“(小坂小学校 5年生)

1年間の学びのまとめをみんなで発表します。保護者の方やクラスのみんなに個人やグループになって様々な方法でより伝わりやすいように工夫して頑張っていました!
フードロスについて調べていた児童は、ブロッコリーの茎の部分が捨てられていることが多いと気づき、ブロッコリーの茎を美味しく食べられるレシピ(ナムル風)を考えて茎も美味しく食べられることを発表してくれました!
フードロスに対して課題意識を強く持った児童については実際に残してしまった食べ物を自作したコンポストに密閉し、肥料づくりを行っていました。
保護者の方からは「ただ調べただけでなく、体験を通したまとめになっていることが多く見られ、とてもわかりやすくまとまっていた。」と素敵な感想をいただき、満足そうな表情の児童たちでした!

6.体験を通じて共生を学ぼう(小坂小学校 4年生)

小坂小学校の4年生では、共生社会を学んでおり、体験的に学ぶことでより身近に感じてもらいたいという思いがありました。そこで車いすバスケットチーム「相模フォース」の熊谷さんと一緒に車いすバスケットボール体験を行いました!
初めて乗る車椅子に悪戦苦闘しながらボールを追いかけたりして、車椅子の方が普段どのような生活をされているのか実感を持てたのではないかな?と思います!
普段と違い、座りながらのシュートのため、届かなく、悔しがっている姿が印象的でした!
子ども達の感想では、「普通のバスケより楽しい!」「方向がわからなくなる」「激しくて思った以上に手が疲れたー」などそれぞれ感じたことがあったようです。
熊谷さんからは「コンビニなどの上段の棚の商品は取ることはなかなか難しい。だが、店員さんは普段から声掛けをしてくれていて思いやりを持って接してくれている。これは障がいの有無は関係ない。みんなそれぞれが思いやりを持って人と接してほしい」とメッセージを頂きました!
共生の観点から助産師会の小川さんによるいのちの授業を行っていただきました。
自分が産まれてくるメカニズムや赤ちゃんに関することなど多くのことを教えていただきました。
実際の赤ちゃんの重さの人形を抱えて、いのちの重みを体感しました。
子どもたちは「からだがとても複雑なんだと初めて知った」「お母さんがとても大変な思いをして産んでくれて嬉しい。とても感謝」などいのちの大切さを知り、2回の体験的学びを通して思いやりについて学ぶことができました。
共生社会とは?のきっかけになるといいですね!

7.身の回りのワクワクもやもやを見つけて解決しよう(関谷小学校 6年生)

年間を通じて身の回りのワクワクするものモヤモヤするものを探究し続けてきた児童たちは様々な興味から派生して自分なりの発表を行います!発表前に社会人との対話を経た児童たちはどのような変化が起きたのかも楽しみです!
一部を抜粋してご紹介します。関谷小学校では、シャーペンを使うことが禁止されていました。
そこに疑問を持った児童たちが近隣の学校も調べたり、シャーペンを使うことのメリットデメリットを調べたり、様々な角度からプレゼンを実施しました。
シャーペンのプレゼン以外にも大人顔負けのプレゼンを各所で繰り広げられていました。
1年間たくさんの探究があったんだなととても感じる素敵な時間でした!

8.シティズンシップ教育(深沢中学校 2年生)

2年間総合的な学習の時間で学習してきたシティズンシップ教育。そして2年間伴走支援していただいた未来をつかむスタディーズの河内さんより2年間のまとめとしてお話いただきました!
対話の時間を何より大事にされている河内さん、生徒たちも対話に慣れてきているようでスムーズに対話ができるようになっていました。
積極的に話してくれる生徒たち、自分との対話も相手との対話も定着しているように感じました!
最後に1年後の卒業を控えた自分に向けて手紙を書くことになりました。
これは「未来への手紙を書くことで夢やありたい自分になろうとする力が働き、ネガティブな感情を軽減することにつながり、みんなのレジリエンスが発揮されることになる」とのことです。
とても素敵な企画をしていただき、生徒からは「まだ自分のWell-beingについてわかりきっていないが、2年間多くの経験をしているのでそれが自分のWell-beingにつながっていけばいいと思う」と感想をいただきました。
これからたくさんのことをまだまだ経験すると思いますが、何かのきっかけになるといいですね!

令和5年度も残すところあとひと月分になります。
まだまだ見過ごせない素敵な学び合いが生まれてくることでしょう!
次回もお楽しみにお待ちください!

(教育総務課教育企画担当 髙橋、奈須)