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【金沢旅行】30数年生きて初めての金沢には感性に刺さるものしかなかった

「温泉に行きたい」

母の一言で動き始めた旅行計画。コロナがあって、ちゃんとした旅行は4〜5年ぶりです。行き先を未知の金沢に定め、行ってきました。

端的な感想は

「金沢、めちゃいいやん……。」

と、想像の3倍は気に入りました。旅行がそんなに好きではない私でもです。写真とともに、旅行記をお送りします。

タイムテーブルや費用感は、最後にまとめました。旅の参考にどうぞ。


金沢旅行のワンシーン集

山と海@北陸新幹線

フロムTokio

北陸新幹線に乗って、始発の東京駅から終点の金沢駅へ。新幹線といえば「東海道」な私にとって、見える景色が新鮮でした。

長野、新潟と険しい山を抜けていく北陸新幹線は、トンネル続き。ちょろちょろと外の景色が抜けると、車窓を覗かずにはいられません。(ワクワク)

長野の盆地から山を抜けて、トンネルを抜けると鮮やかだった〜。

日本海と風車と田んぼ

なんだろう、が見えると安心するのは。島国の生まれなんだなと感じるのは気のせい?

反対側には、山々

富山直前で1枚。車窓越しの北アルプス(だと思われる)

肉眼で見えるグラデーション。山があって、また山。

これも関東人が見慣れた山とは違いますね。どどーんと構える雄大な富士山と違って、連なる山々の佇まいに圧倒されます。

鼓門@金沢駅

金沢に到着すると、真っ先に出迎えてくれたのがこの3人。

力士に並んで記念写真もしっかり撮りました

着いて早々、関取のみなさんとお会いできるとは。石川のスターですね。

というか、炎鵬関はこの体格差がありながらもぶつかっていくのか。それどころか打ち負かすなんて、とんでもないのでは……。

推しの朝乃山関もこの界隈だったはず……と思ったら、お隣の富山でした。今回はとおり過ぎてしまったけど、富山も行ってみたい!(出迎えてくれるのかな?笑)

鼓門つづみもんをくぐって、金沢の街へ。

傘いらずの晴れ模様

空を測る人@21世紀美術館

はじめての金沢は、王道ルートを巡ることに。

全体的に人通りが少なくて歩きやすい街だったんですが、いちばん混雑していたのが21世紀美術館。(たぶん日曜ってことも影響していたとは思う)

そこで見た1枚。

雲を測る男|ヤン・ファーブル

この日は晴れ渡っていて、あったはずの雲はどこへやら。「雲を測る男」にはミスマッチな空模様に。でもメジャーを掲げる姿に、なにを測ってるんだろうな〜なんて思いをはせるのがおもしろかったです。

借景スタイルといいますか。空間そのものをアートに捉えるのってスケールが大きく、感覚がバグりますね。

このモデルになったのは『終身犯』という映画。監獄に入れられた主人公が「雲でも測って過ごすさ」といったエピソードに由来しているそう。そう見ると、空を見上げるこの男性の見え方も変わって見えます。

開催されていた展示会

ぼんやりとした捉えどころのない思想を、絵画・彫刻といったさまざまな形で表現しようとしている作品たち。たった数分でも、向き合って考えさせられる時間が楽しかったな。

パッと見ただけでは「ワケわからん」なものもそこそこあって、、、多くの人が頭の上に「?」を掲げ、解説に助けを求めていたようでした。

最初は立ち尽くすんですけどね、ありのままを受け止めて、想いを巡らせるのが楽しいのです。

美術館はごぶさただったんですけど、自分の感性と向き合える時間が取れるわけで、やっぱりいいですね。。。

アートに溶け込めるのもおもしろい

あ、スイミングプールも入ってきましたよ!

中は思ったより狭い空間
周りは人だらけで作品を楽しめる感じではなかったかな

さて、ここからはグルメレポートです。

鮨@すし玉

金沢初の食事は、お鮨

このために来たといっても過言ではない、メインイベントです。なんせ、いちばん好きな食べ物「鮨」である私。ここに到るまでは「金沢でオール鮨だって構わない」とさえ思っていた。(さすがに海鮮を食べ続けると飽きました、、、笑)

いい歳の母とくる手前、いいお店を予約しようかなとも思ってたんです。でも回転寿司のレベルが高いらしく、駅直結のすし玉さんへ。(ちなみに回転してませんでした)

いや〜これがほんと……エグ。。。

富山湾の3貫セット的な一皿

左の甘えび、おぼろ昆布で包まれてるよ!(おぼろ昆布だいすき)

鼻に抜ける香り、そしてねっとりと甘みが最高。ホタルイカの軍艦とか、ぜいたくか……。

ほかにもどんどん。

金沢の3貫セットなど、刺身も甲殻類もうまい

右下の「がすえび」っていうのが、石川・富山の界隈でしか出回らないエビだそう。このエビもねっとりして甘みの塊で、おいしかった〜〜〜〜!唐揚げになってた頭もうんまい。

母の反応がいちばんよかったのは、のどぐろ様でした。

ぼてっと重量感あるのどぐろ様

うお〜脂のってる〜〜〜。炙りって格別ですよね〜。。。

箸袋の裏を見ると富山の店舗案内が並んでいたんで「富山のお店なんですか?」と尋ねたところ、すし玉さんのスタートは金沢の片町だそう。金沢メインの繁華街ですね。富山湾の新鮮ネタを使っていることから、富山にも3店舗ほどお店を構えているようです。

開店まもなくに行ったので「開店直後なので、がんばって握りますね〜」とお声かけいただきながらも、スイスイ握っていただきました。ちょっと落ち着いたころカウンター越しにお話しさせていただいた大将さん、感じのいい方でございました。

食べ歩き@近江町市場

美術館や兼六園など歩き回った夜は、日本酒をグイグイ。初日にして、もう満喫でした。

メニュー見開き、十数種類すべて石川の地酒でした

ただ、翌朝はひどい二日酔いとともに起きて、朝ごはんに行けず。せっかく、近江町市場が目前の宿だったのに……。

でもさ、時期的にひやおろしだらけでね。これがおいしくって調子に乗りすぎたよね……。(母、ごめん……)

予定を変更。近江町市場では、朝兼昼の食べ歩きをすることに。

胃腸が弱っていて1食目を渋ってたのですが、沁みたのがです。

ピント合ってない、笑

梨ってこんなに甘いんでしたっけ??噛むたび、じゅんわぁ〜。。。よく固体を保ってるなと思ったくらい、みずみずしい。(二日酔いのせいとは思わない)

それからは腰が軽くなり、どんどん食べられるようになりました。お腹空いてたんだと思います。

揚げ物だってふつうに食べてるじゃん〜〜

金沢カレーのコロッケ、素朴でおいしかったな。

それと、金沢おでん

赤巻かわいい◎◎

計画当初は真夏だったので乗り気じゃなかったんですけど、やや涼しくなった秋口。食べてよかったです。

出汁の塩味、旨味がちょうどいい。大根がしみしみで、頬張るたびの沁み方がおかしいの。(さっきから沁みがち)

日本酒を出汁で割る「だし割」なんてものもあるらしい。わわ、なにその粋な飲み方……!絶対、ふわふわするよね。笑

森八でお茶@ひがし茶屋街

ふと入った割によかったのが、森八さんのお茶屋。

江戸時代の町家をそのまま利用しているそう。茶屋街の界隈はそんなお店が多いようですが、こちらはなんと中庭がありました。

街中で静寂

観光エリアなのにガヤガヤもしておらず、静かに一息つけました。

お庭の脇で食べる生菓子は、雰囲気もあっておいしかったです。姫菊だったかな、 季節でどんどん変わる みたいです。

「白砂糖とバターがドカン!」みたいな西洋の甘さとは違って、こういう上品な甘みが沁みる……。

露天風呂@山代温泉

2日目の午後からは、山代温泉に移動。

(2024年3月からは北陸新幹線が伸びて、最寄りの加賀温泉駅も停車するとのこと!今回は特急を使いました。)

ここでは予定どおり、「のんびり」と過ごすことに。

部屋の露天風呂。旅先って人混みに紛れて疲れるけど、知らない場所でもこういうひとりの時間が持てるって贅沢だ。

セクシーですみません!?

母を喜ばせようと露天付きにグレードアップしたつもりが、自分がいちばん満足していたかも。ちゃっかりしちゃったな。笑

おわりに

またね!

総じて大満足な金沢の旅でした!また行きたいな〜。

旅行シーズン、行かれる方は楽しんできてくださいね〜。

きらびやかなビールがさらに華やか

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

金沢旅行 タイムテーブル(2泊3日)

1日目

8時〜 移動(東京駅→金沢駅)(北陸新幹線)
11時〜 昼食(すし玉@金沢駅直結|寿司)
12時〜 鼓門(@金沢駅)、観光案内所(@金沢駅)、移動
13時〜 21世紀美術館でアート鑑賞
15時〜 兼六園を散策
17時〜 夕食(とと桜@片町)
20時  チェックイン(@THE HOTEL SANRAKU KANAZAWA)
20時〜 2軒目で乾杯(ホテルラウンジ)

2日目

10時〜 近江町市場で食べ歩き
13時〜 ひがし茶屋街で散策(森八でお茶)
14時〜 移動(金沢駅→加賀温泉駅)(特急・タクシー)
15時  チェックイン(@界加賀)
15時〜 温泉でくつろぐ
18時〜 夕食(宿)
20時〜 温泉でくつろぐ
21時〜 ご当地楽 鑑賞

3日目

8時〜 朝食(宿)
9時〜 温泉でくつろぐ
11時〜 移動(加賀温泉駅→金沢駅)(タクシー・特急)
12時〜 買い物(@金沢駅構内)
14時〜 昼食(麺屋大河@金沢駅近く|ラーメン)
15時〜 買い物(@金沢駅構内)
16〜19時 移動(金沢駅→東京駅)(北陸新幹線)

金沢駅自体も見どころが多いようで、もっとぶらぶらしてもよかったな〜

金沢旅行 費用(親子2人で約20万円)

宿泊代

・1.6万円:THE HOTEL SANRAKU KANAZAWA
 ※ 1泊素泊まり
 ※ このときは一休.comが最安でした
 ※ 休祝日を避けたため、安上がりに済みました

ビジネスホテルとラグジュアリーの間といった落ち着きのあるホテル。雰囲気は好みドンピシャでした。

泊まっただけでさほど交流はありませんでしたが、スタッフさんがみんな感じ良かったです。(ホテル内のスーベニアショップでスタッフさんとやりとりしていた母が楽しそうだった)

アクセサリーを忘れてしまったんですが、連絡するとすぐに郵送していただきました。ありがとうございました……!

・7.9万円:界加賀
 ※ 1泊2食付き
 ※ 星野リゾート系列は公式サイトが一番お得とのこと
 ※ 休祝日を避けた&早割を使ったため、安上がりに済みました

「界」は、星野リゾートが手がける温泉旅館ブランド。旅館なのにどこかモダンで、施設は小ぎれいだから若年層にウケが良さそうな印象。

それにスタッフさんはみなさんお若く、次の担い手の奮闘が見えました。(少しつたなかったところもあり、伸び代ですね。がんばれ〜!)

本文では食事について取り上げなかったんですけど、、、どれも絶品でした。九谷焼などうつわの雰囲気も含めて、全体のムードが◎

食事代

・2.0万円:1泊目夕食、2軒目ラウンジ
 ※ 私はよく飲みましたが、母は軽く1杯の人です

・0.8万円:1日目ランチ(鮨)

・0.2万円:3日目ランチ(ラーメン)

交通費

・2万円:新幹線(往復)
 ※ 早割を使ったため、指定席でも安上がりに済みました

・1万円:タクシー、バス、特急

観光・食べ歩き

・1.1万円
 ・0.2万円:入場料(21世紀美術館、兼六園)
 ・0.4万円:食べ歩き@近江町市場
 ・0.3万円:お茶@森八
 ・0.2万円:細々

おみやげ代

・1.7万円

金沢旅行 おみやげ

お気に入りだったおみやげは、こちらにまとめました。


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